Quaint Coco

ヨークシャテリアCoco(2008年7月20日生♀)の生活と雑感を、写真と想像で綴ったブログ。毎日更新。

お行儀がよろしい

2011-12-26 20:27:01 | 犬の生活

 Cocoさんは、時々行儀の良い一面を見せてくれます。
大好きなガムテープの芯で遊びたくても
家族がそれを使っていると
強引に奪い取りにいくことはなく、
自分の番が来るのを、じっと待っています。

おやつの準備が、目の前でされていても
飛びかかったりせずに
だまって待っています。

骨ガムがたくさん置いてあっても、
特に「待て」なんて言わなくても
勝手に持っていくことはありません。

たくさんの骨ガムのうち、
どれを食べてもいいことになったら
Cocoさんはどうするでしょう。

ちょっと試してみました。

まずは、端から順に
匂いをチェックし

そして、一番端に置いてあったものを、選択。

選択基準は、不明です。

持って行って、少し離れた場所で食べ始めましたが


やがて戻ってきました。
残っている他の骨ガムが
やはり気になる様子です。

もう一度、チェック。
さっき選んだものより、
良い骨ガムがあると、いけませんからね。

しかし結局、最初に選んだものが一番いい、
という結論に達したようです。

それからあとは、
他の物には見向きもせずに
自分が選んだものを、一所懸命食べました。

次々新しいものが欲しくなったり、
すべての骨ガムを、
少しずつ齧って食べ散らかすようなことはありません。

やはり、なかなかお行儀のいいわんこです。
前世はもしかしたら
やんごとない姫君だったのかもしれません。

そんなCocoさんですから
寝顔を人に見られることを
恥かしいと感じることもあるようです。

そんな時はこうして、
フリースの布の、陰に隠れて眠ります。

しかし、熟睡してしまうとつい
こんな顔になってしまうこともあり
それは、行儀の良いCocoさんにとっては
耐え難いことなので

そんなときはこうして、そっと手を使って

顔を隠してしまうのでした。 

 

 

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ゆずってください

2011-12-25 20:29:21 | 犬の生活

三日前の、冬至の日のお話です。

柚子湯に入るつもりで
柚子をお風呂場に持っていこうとしたところ
Cocoさんが、興味を示してきました。

「ちょいとそれを
チェックさせてください」

気になりますか。
嗅ぐだけですよ。

これは、柚子というものです。
いい匂いでしょ。

「もしもし。
誰かいませんか」

「返事がありません」

そりゃそうでしょう。

「ただの丸いもののような顔をしていますが
悪い奴かもしれませんよ」

Cocoさんはこうして
遊ぶわけでも
嗅ぐわけでもないまま
しばらくじっと座って
柚子を眺め始めたのでした。

しばらくののち
ちっとも動きを見せない柚子に業を煮やしたのか
鼻先で、ちょっかいをかけ始めました。

柚子はころころと転がって、
別の場所へ。

「やっぱり怪しいやつだ。

動けるくせに、隠していたな」

「油断させておいて、
飛びかかってくるつもりかもしれない」

隙を見せないように
Cocoさんは柚子をにらみます。

目つきが鋭いです。

隙だらけですが
大丈夫ですか。

急に襲い掛かってくるといけないので
物陰に隠れて、みはります。

柚子もなかなかたいしたもので
見張られている間は
正体を見せません。

なんとか尻尾を出させようと
また別の場所で、見張りを続けるCocoさんです。

長期戦の構えです。

ちょっと疲れてきましたね。

悲しそうな顔に
なってきてしまいましたよ・・・。 

興味を持っては見たものの
柚子をどう扱えばいいのかわからないCocoさんは
長い時間見張っていましたが
すっかり疲れてしまいました。

やがて、家族がお風呂に持ち込み
柚子湯を楽しみ始めます。
Cocoさんはしばらく名残惜しそうに
お風呂場の前でぶつぶつ文句を言っていましたが
そのうちあきらめて
立ち去って行きました。

柚子湯は、肩こりや神経痛に効き
美肌効果もあると言われています。

Cocoさんも長時間眺めていたのだから
そういった効果が少しは
得られたかもしれませんよ。

ほら。背中なんかもう、つやつや。

それから「柚子湯で健康になれば融通がきく」という
ごろ合わせもあるそうです。

この次は融通を利かせて
柚子でもっと楽しめるといいですね。

You use your YUZU.

 

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わんこ版「クリスマス・キャロル」

2011-12-24 20:27:12 | パロディ

「クリスマス・キャロル」は、ディケンズの小説です。
守銭奴の老人スクルージが、クリスマスの夜に
三人の精霊によって、
「過去」「現在」「未来」の自分の姿を見せられ、
人間らしい心を取り戻すお話です。


 

意地悪なぞうさんのスクルージは
今日も町の人を苦しめていました。

心配したクリスマスの精霊、Cocoさんは
スクルージに幻を見せて
優しい心を取り戻させようと考えました。

最初に「過去のクリスマスの精霊」となって
スクルージを訪ね、過去の幻を見せました。

そのころのスクルージは明るくて、
学校ではみんなの人気者でした。

物知りだし、落ち着いた性格だったので
「スクルージ」をもじって「スクール爺」とよばれ
慕われていたのです。

それが、いつのころからか、
すっかり強欲なぞうさんへと、
変わっていってしまったのでした。

次に「現在のクリスマスの精霊」は
街のみんながクリスマスを祝っている様子を
スクルージに見せました。

けれどスクルージがけちなので
豊かなお祝いはできません。
中には具合の悪い人もいます。
それでも、みんな精一杯に、
パーティを楽しんでいるのでした。

スクルージは少しだけ、
胸が痛みました。

 

さらに「未来のクリスマスの精霊」となったCocoさんは、
「このままでは大変なことになりますよ」と
冷たく言いました。

「あなたは今以上に、誰からも相手にされなくなり
一人ぼっちの、とても寂しい生涯を送ることになってしまいすよ・・・」

スクルージはそれを聞いて、
とても悲しくなってしまいました。


そして、今日からは、
みんなに親切なスクルージになろうと決めたのです。

 

それは良かったのですが
心を入れ替えたスクルージは、
自分の未来がちゃんと変わったのかどうか。
それが気になって仕方がありません。

精霊のCocoさんに会うたびに
「私の未来はどうなりましたか。
是非見せてください」としつこく頼むのです。

「ねえねえ。見せてくださいよう」
本当に、しつこいです。

精霊のCocoさんはすっかり根負けして
「わかったわかった。見せてあげよう」
と、ため息をつきながら応じました。

ぴろぴろぴろり~ん♪

すると、恐ろしい幻が見えました。

未来を気にして、
何度もその幻を見たがるスクルージに
精霊のCocoさんはとうとう、
堪忍袋の緒を切ってしまい
スクルージの鼻にがぶりと噛みついているのです・・・・・・。

 

スクルージは大慌て。
精霊に噛みつかれて怪我をしてしまったのでは
「サイレント・ナイト」どころか、救急車の
「サイレン、鳴ると」になってしまいます。
そんなことになってしまっては、大変です。

未来のことばかり心配するのはもう止めて、
毎日を一所懸命
暮らそうと
スクルージは、決心したのでした。

めでたしめでたし♪

 

 

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ショートストーリー「サンタ争い」

2011-12-23 20:28:21 | 空想・妄想

今日は、余っている写真を使って
Cocoさんと尻尾ネズミさんとの
ショートストーリー。

ある晩。
Cocoさんは奥の部屋から
仲良しの尻尾ネズミさんを、連れてきました。

もうすぐクリスマスなので
サンタクロースごっこをするつもりです。

ベッドをそりに見立てて、その上にサンタが乗り、
それをトナカイが引くわけです。

けれど、Cocoさんと尻尾ネズミさんは、
どちらもサンタの役をやりたくて
互いに一歩もゆずりません。

「茶色の毛もじゃなのだから、
尻尾ネズミちゃんがトナカイに決まっているでしょう」
と、Cocoさんは言いますが
それを言うなら、Cocoさんだって同じことです。

話し合いがまとまらないまま
Cocoさんは強引に、そりに乗り込もうとしますが

尻尾ネズミさんだって、
負けてはいません。

そりに飛び乗って争います。

やがて・・・・・・

どうやらCocoさんは、
負けてしまったようです。

しかし、そんなことであきらめるCocoさんではありません。

尻尾ネズミさんを
そりからひっぱりだし
取っ組み合いの大げんかです。

勝負がつかないまま、
Cocoさんは尻尾ネズミさんを、
奥の部屋へと返しに行こうと
一度は思いますが

一人では、サンタごっこをしても
面白くありません。
やっぱり、二人で遊びましょう。

と、考え直すことにしたのです。

その時、Cocoさんはふと、思い出しました。

街の百貨店にいた
サンタさんとトナカイさんは
確かどちらも、そりには乗っていなかったっけ。

二人でそりの前に
仲良く並んでいたのです。

よし。
これでいこう。
これならもう、けんかをしないですむはずです。

Cocoさんはそう決めて
そりの前に座り、
尻尾ネズミさんといっしょに
仲良く記念撮影をしたのでした。

ちょいと不満そうな顔にはなりましたが
どうにか写真が撮れました。

「ま、本当のところは
自分がサンタで、
向こうがトナカイだけどね・・・」

二人とも、お腹の中ではそう思っていたけれど
口には出しませんでしたとさ。

おしまい♪

 

明日は
わんこ版「クリスマス・キャロル」

 

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ガムテ・クライシス

2011-12-22 20:25:28 | 犬の生活

毎度おなじみ。
大好きなガムテープの芯で遊んでいます。

ひょいっと投げたら
うまく鼻の上に乗っかって
面白い写真になりました。

ご機嫌で、持って走ります。

だいぶぼろぼろになってきましたね・・・。

しかし、ぼろぼろながらも
輪の形を保っていたガムテの芯だったのに

何を思ったかいきなり、

はがれかけている一方を
つかんで引っ張り始めました!!

なんてことをっ!

こんなことを続けていては
ガムテの芯はやがて、一枚の細長い厚紙になってしまいます。

そうしたら、あなたの好きな
こんな遊びも

できなくなってしまいますよ。

しかし、一度端っこを引っ張ることを覚えたCocoさんは

時々思い出したように、
ぴらぴらした部分を咥えて、
齧ったり、引っ張ったりするのでした。

やらないほうがいいとわかっていても、
剥がれかけた部分を見ると、
じっとしていられなくなってしまうようです。

かさぶたを見ると、つい、はがしたくなってしまう人間の心理と
もしかしたら同じなのかもしれません。

 

やがて、いつものお昼寝場所まで、
ガムテの芯を持ち込み、
眠り始めたCocoさんです。

輪っかだったものが
数字の「6」みたいな姿になってしまいましたね。

これでは、「ろくろく」遊べませんよ。

大丈夫。
少々ぼろでも、楽しく遊べますって!
と、強気のCocoさんですが

ガムテープだけに
それはただの
「はった」り、ですね・・・。

 

 

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