フィジオセラピーに通っていると、家でやるエクササイズも教えてくれる。私は、朝起きてちょっと体が柔らかくなったところで、このエクササイズを20分ほど毎日やっている。バランスボールを使ったエクササイズをベッドの上でやり始めると、決まってやってくるのがカブ先生。なんでかしらんけど、必ずやってきて、私がこの運動をやっていると、おもむろに私の腹の上で、もみもみ始める。邪魔したら悪いなあと思うので、もみもみが終わるのを辛抱強く待つ私。そして、もみもみが終わると今度はそのまま腹の上に載る。それは、私は腰を浮かして腹筋状態でその上に7kgの物体がのり、そしてまだ腰を上げ足を引くというかなり無茶なことを毎日やらされる。ま、一回か二回やった後で彼はバランスが悪く居心地が悪いので、降りるんやけど。毎日、それを繰り返すカブ先生。いい加減、居心地が悪いの覚えろよ。と突っ込みたくなる私。今日も飽きずにやってます。そして、りん先生はというと、そういうカブを横目で見ながら、ほとんど無視状態。私はそんな幼稚な遊びはしないのよとでも言いたげ。しかし、テレビの上でりん先生は私がトイレに入って、大きい方をし始めると、ミヤーンと一言鳴いたかと思うとテレビから飛び降りて、私に向かって突進する。そして、黒いレギンスを穿いていようが、黒いジーンズを穿いていようがお構い無しに、私の足にすりすりを始めるのよ。すりすり始めると私がなでなでしないと、むっちゃうるさいので、トイレをしながら猫の機嫌を取らなくてはいけない私。しまいには、膝の上に載って座り込む始末よ。わたしゃ、最近落ち着いてトイレ出来ひん。ああ、私ってまるっきり彼らの言いなり。毎日ご機嫌取りに忙しく、あごで使われている私。こんなんでええんやろうか～？
