3月23日に1月1日時点の地価を調査した公示価格が公表されました。
コロナの影響で一時落ち込んでいた不動産価格ですが、ここに来てかなりの値上がりを示しています。
特に驚くのはマンション価格で、コロナ前の1.8倍の値上がりをしており、写真で解るようにマンションだけが物凄い上昇カーブを描いたいました。
ちなみに戸建住宅は1.2倍でした。
全国26,000地点の58%が上昇しており、全体的に上昇基調ではありますが48%の地点は現状維持か下落に転じています。
その要因としては夫婦共働きが増えている事により、住環境よりも利便性を考える人達が増えたせいで、一時はリモートワークのための部屋数を増やす為に郊外へ出て一回り大きな家を買う方が増えました。
これをドーナッツ現象などと言って、都心部から外へでる傾向が多く見られましたが、今朝のワイドショーで公示価格の上昇を取り上げた際に、今回の調査で見るとこれをアンドーナッツ現象と読んで、今まで空洞だったドーナッツの中心部に人が集まり価格上昇しているとの見解を示していました。
この都心部の価格上昇には外資が動いていることも影響しており、「都心部や一等地は皆外国人に買い占められてしまう」とも言われています。
確かに都心部の物件を売り出すと、その反響の半分以上は外国人の顧客を抱えている日本語がまともに喋れない担当者からで、この手の会社が不動産業界でも増えております。
外国人の不動産購入には一定の規則を設けている国もあり、日本政府もそろそろ本気で対応策を考えないと、日本が日本で無くなる日もそう遠くはない気がします。
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