私の感じたこと

リロケーションを専業とするラビットホームズの岩崎和夫といいます。
私が日々感じたことなどを素直に本音で書き留めます。

Crown Crossover RS

2023年09月27日 | 本音の話し

トヨタクラウンクロスオーバーの納車は、発注した時点では2024年の3月頃だと言われており、今まで乗っていたVolvo XC60のリースが切れる頃なのでベストタイミングだと思っていた。

ところが半年以上も早まり、納車されてから約1ヶ月、いい面と悪い面が色々と見えて来た。
 
本当はクラウンを買う予定は全く無く、ましてや大昔「いつかはクラウン」などと言われ、成功した大人が乗る車として君臨していた車には、ダサくて絶対に乗りたく無いと思っていた。
 
まだレクサスは誕生しておらず、セルシオが出る前は、全く別物のショーファーカーセンチュリーを除いては確かにトヨタのフラッグシップカーとして1番上に君臨していた事は間違いなかった。
 
そんな車だけに、クラウンを買えるぐらいになったら、絶対に外車の方が格好だけでなく性能も良かったので、選択肢としてクラウンは全く頭の中に無かった、と言うか僕の中ではイメージが悪く嫌いな車の種類だった。
 
前置きが長くなったが、2022年に新型ランドクルーザーが発売され、しばらく考えたのち、やはりランクルには乗ってみたいと思って発注したのだが、その時は納車2年待ちと言われ、トヨタのホームページ上では、発注後1ヶ月もしないうちに納車4年待ちとなり、そしてすぐに受注停止となってしまった。
 
発注した時は2年待ちだったのだが、おそらく中東の方に優先的に回してしまうのだろう、いつになるか全くわからなくなったと言われてしまった。
 
そこで判断としては、Volvoを2回目の車検を通しランクルの納車まで待つか?それとも中継ぎで何かに乗り換えるか悩むこととなった。
 
そんな矢先に妻が事故に遭って股関節を骨折してしまい、人工骨頭を入れる手術をしたお陰で、車高が高くよじ登るようなランクルは無理だと言うことになってしまった。
 
泣く泣くトヨタに頭を下げてランクルのキャンセルをお願いし、足が悪くなってしまった妻を乗せるには何が良いかと考えた末、昔乗っていてとても良かったヴェルファイヤにする事としたのだが、ここでまた納車時期の話となり、ヴェルファイヤの納車まで3年待ちとなっていた。
 
色々と中継ぎの車を考えていた時にクラウンのコマーシャルとYouTube上での評価などから、昔のイメージとは全く違った車になった事を知り、興味を持ち出して調べることとなったのです
 
 
" alt="" />エンジン性能・足回りなどの運動性能などを見てゆくと段々と興味を持つようになった。
 
まず1番に気になったのが足回りだった。
 
ステアリングを切った時に正確にトレースするよう、後輪もステアしてコーナーで膨らまないような装置や、オプションではあるが車の剛性を高めるためのパフォーマンスダンパーやドアスタビライザーなどを追加で取り付けることができ、運動性能をより良くするオプションがあることも解ってきた。
 
エンジン性能も格段に良くなっており、デュアルブーストハイブリッドシステムなるトヨタ初のパワフル且つリニアな加速フィーリングを生み出すエンジンがRSには装備されていた。
その他現時点で考えられるありとあらゆる装備が施され、「さすがクラウン」と言った内容であった。
そんなことから3年後にヴェルファイヤが来るまでの繋ぎかなんとも贅沢な事にもクラウンとなった次第です。
 
 
納車されてから1ヶ月間は近くをチョロチョロ走るだけなので良さが全くわからず、どうしてもVolvoと比べてしまうためにドアが閉まる音が安っぽく感じられ、まるで軽トラックのドアを閉めたようなバタンと言った感じの音で、「クラウンなのになんでこんなに安っぽいんだ」と感じてしまった。
 
トランクも同じで、これまたやたらと安っぽい軽めの音(実際にも軽く動作する)となっていた。
妻に言わせると「Volvoのドアは重くて開け閉めに苦労したから、クラウンのは軽く開け閉めができるから嬉しい」との事であった。
これも人間の感じ方によって良し悪しが決まってしまうのだろう。
 
クラウンの新しくなった良さを全く感じる事なく1ヶ月が過ぎてしまったが、昨日やっと時間が取れたため、妻と箱根までドライブして来ました。
 
そこで驚いたのはトヨタ車の進化でした。
 
足回りは4段階に制御でき、ノーマルでもしっとりとした足回りで良いのだが、二つあるスポーツモードの2+にすると、エンジン制御も素晴らしく、かなり高回転まで回してくれるし、足回りはヨーロッパ車特有の少し硬めではあるが跳ねずに路面を正確に掴んでくれ、ダンパーの効きがしっかりしているため、無駄な動きがなく疲れない。
 
そして1番驚いたのは姿勢制御だった。
これはDRSと呼ばれているものだが、「車速に応じて後輪の向きを調整し、安定した走りをもたらす」と説明されている。
 
その他にも幾つかの姿勢制御システムが付いているが、これによってだろう、「ステアリングを切った際にスッと頭が内側に入り、ステアリングの舵角通りにコーナーを曲がってくれる。」
 
山岳路のちょっときついカーブでも膨らむ事なく頭が入ってくれるのはとても気持ちが良いし、運転しているドライバーの姿勢も変わらずに気持ちよく曲がってくれる。
ドライバーの姿勢が変わらないという事はとても大事なことで、正確にステアリングを切れるし補正も出来る。
 
 
とっても驚いたのはドラーバーのみならず、勢い良くコーナーを曲がっているにもかかわらず、助手席の人間の身体も振り回されていない。
これは本当に素晴らしいことで、隣に乗っている人間にも聞いたが、身体を振られずに曲がってくれるので、踏ん張らなくても大丈夫との事であった。
 
エンジン音も何か加工してあるのだろうか?やたらと気持ちの良いフェラーリのような音がかすかだかしてくるのには驚いた。
隣に乗っている者も軽く心地よいエンジン音なので音でも楽しめると言っていた。
 
昔のイメージからは想像もつかない事だったが、日本車の進化の凄さに驚いたのであった。
ドアなどの建て付けの安っぽさは横に置いておき「さすがはクラウン」と言って良いと思うぐらい素晴らしい経験だった。
 
これから暫くは、乗っていて楽しいこの車で遊ばせて貰おうと思う。
 

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