不動産業戦略 e-REVIEW

独断と偏見に満ちたマンハッタンレポートですが、数ページに渡って取り上げていただきました。
ただしひとつ残念なのは、記事には「マンハッタンにはMLS（Multiple Listing Service）が存在しない」と書かせていただいたのですが、実際にはManhattan MLSという全米リアルター協会（NAR）の認定MLSが稼動していたと言う事実です。

マンハッタンを動かしている主だった人達は新しいシステムを歓迎しなかったようで、ニューヨーク市（ニューヨーク州ではありません）の不動産協会REBNYはNARに加盟していないと言うのが、もっとも顕著にその構図を表しているかもしれません。
私が視察した時、REBNYからはっきりと「ニューヨークにはMLSは存在しない」とのい説明があったのですが、実はNAR傘下のMLSが既に存在していたと言う事実は、その裏には政治的な激しい権力争いがあったと言う事の証のようです。
アメリカでは「各州に不動産業協会は原則ひとつ」と報告させていただきましたが、あくまでも原則でニューヨークだけは別でした。
この事実を「不動産業戦略 e-REVIEW2月号」の記事に付け加えさせていただきます。