悲しい話ですが、親と一緒に掃除をしたり、食事を作ったり、買い物に行ったり、また家の中の設備に不具合が出たときに一緒に直したりといった親子の繋がりがあまり無くなってきているような気がします。
洋服も直して着ることはまず無く、古くなったら捨てる。
電気製品も直して使うことは無く、壊れたら買い換える。
バブル崩壊のお陰で何でも安くなったせいで、修理するより買ったほうが安い事も多々あります。
そんなことも影響しているようで、不動産管理の仕事をしていると日々笑えないような事件が起こります。
ほんの少しをご紹介すると、ある時入居者(若い女性)の母親から「娘の部屋の電気が点かなくなり、娘が不自由しているので早く直してください。」という電話がありました。
それほど古く無い物件だったのですが、万一器具の不良で漏電でもあったら大変、ということですぐに駆けつけてみると、原因は何と球切れ!
母親も照れくさそうな顔でしたが、これも笑えない事件です。
お米を研ぐのに「より綺麗になるようにと洗剤を入れて洗った」という話しも聞きますが、これも笑えない事実です。
もうひとつこれも実際にあった話しですが、「夜中に上の人が洗濯機を使うので五月蠅くて寝られない」という連絡があり、その旨注意するとその回答が現代風です。
契約書には「近隣の迷惑となる騒音などを出してはいけない」と書かれていますが、その回答はこうでした。
多少五月蠅いかもしれないが、自分はこの時間帯しか洗濯出来ないし、契約書に夜中に洗濯機を使うなとは書いて無い、音は個人差があり、日々の生活音なので自分は五月蠅いとは思わない。
確かに音の問題は個人差があるので難しい話しになりますが、このようなことが最近良く起こります。
残念な事ですが、当社では2年ほど前から契約書の巻末に3ページほどの使用細則を閉じこむようにしました。
昔は別の書面で渡していたのですが、あえて契約書に閉じこむ形式に変えました。
その結果面白い現象が現れたのは、何かトラブルが起こった際に契約書の最後の方に使用細則があり、その中に例えば「夜中に洗濯機を回してはいけない」とか、「流しに油や薬品・ゴミなどを流してはいけない」、「通路に物を置いてはいけない」、「部屋の掃除をしていないと退去時にハウスクリーニング費用を負担させる」などといったことを書いておくと、ことが起こった際に「契約書に書いてある事だから違反したら契約解除になるよ!」というと比較的素直に「契約書に書いてあるのなら仕方が無い」という答えが返ってくるのです。
アメリカではないですが、何でもかんでも契約書に書き込んで、違反があったら即告訴!
そんな契約時代が来てしまったら・・・
既に来かかっていますが、益々契約書が厚くなり、5万円のワンルームでも契約書が何十ページにもなるなど、考えただけで来て欲しくない現実です。
一般常識という概念が何処かへいなくなってしまったので、「これが世間一般では常識ですよ」という本件使用細則なる書面が最近では必要になっています。
実際には知らないから出来ないんですね。
絶えず傾向と対策、学習・学習なのですが・・・、ちょっと寂しい気がします。
洋服も直して着ることはまず無く、古くなったら捨てる。
電気製品も直して使うことは無く、壊れたら買い換える。
バブル崩壊のお陰で何でも安くなったせいで、修理するより買ったほうが安い事も多々あります。
そんなことも影響しているようで、不動産管理の仕事をしていると日々笑えないような事件が起こります。
ほんの少しをご紹介すると、ある時入居者(若い女性)の母親から「娘の部屋の電気が点かなくなり、娘が不自由しているので早く直してください。」という電話がありました。
それほど古く無い物件だったのですが、万一器具の不良で漏電でもあったら大変、ということですぐに駆けつけてみると、原因は何と球切れ!
母親も照れくさそうな顔でしたが、これも笑えない事件です。
お米を研ぐのに「より綺麗になるようにと洗剤を入れて洗った」という話しも聞きますが、これも笑えない事実です。
もうひとつこれも実際にあった話しですが、「夜中に上の人が洗濯機を使うので五月蠅くて寝られない」という連絡があり、その旨注意するとその回答が現代風です。
契約書には「近隣の迷惑となる騒音などを出してはいけない」と書かれていますが、その回答はこうでした。
多少五月蠅いかもしれないが、自分はこの時間帯しか洗濯出来ないし、契約書に夜中に洗濯機を使うなとは書いて無い、音は個人差があり、日々の生活音なので自分は五月蠅いとは思わない。
確かに音の問題は個人差があるので難しい話しになりますが、このようなことが最近良く起こります。
残念な事ですが、当社では2年ほど前から契約書の巻末に3ページほどの使用細則を閉じこむようにしました。
昔は別の書面で渡していたのですが、あえて契約書に閉じこむ形式に変えました。
その結果面白い現象が現れたのは、何かトラブルが起こった際に契約書の最後の方に使用細則があり、その中に例えば「夜中に洗濯機を回してはいけない」とか、「流しに油や薬品・ゴミなどを流してはいけない」、「通路に物を置いてはいけない」、「部屋の掃除をしていないと退去時にハウスクリーニング費用を負担させる」などといったことを書いておくと、ことが起こった際に「契約書に書いてある事だから違反したら契約解除になるよ!」というと比較的素直に「契約書に書いてあるのなら仕方が無い」という答えが返ってくるのです。
アメリカではないですが、何でもかんでも契約書に書き込んで、違反があったら即告訴!
そんな契約時代が来てしまったら・・・
既に来かかっていますが、益々契約書が厚くなり、5万円のワンルームでも契約書が何十ページにもなるなど、考えただけで来て欲しくない現実です。
一般常識という概念が何処かへいなくなってしまったので、「これが世間一般では常識ですよ」という本件使用細則なる書面が最近では必要になっています。
実際には知らないから出来ないんですね。
絶えず傾向と対策、学習・学習なのですが・・・、ちょっと寂しい気がします。
流れてきました
興味深いご意見ですね。
あたしは小さいころから厳しいぐらいに両親にきちんと教えられてきました。
『人の家に上がったら、挨拶、おくつはそろえなさい!』とか基本的なことですが。
そして周りの環境にも恵まれてきました。多くの年上の方と関わることが多かったので、たくさんのことを学びました。
友達には『ひとみの家は厳しすぎるよ』とか『カタイナ~』とかしょっちゅう言われますが、自分は今はこれでいいと思っています。今の未熟な22歳の小娘には、自分で「これは常識じゃない!」と決め付けるだけの経験と知識がないと思っています。
それが個人主張の方法だとか、価値観だとかで終わらせてしまうことってたくさんあると思います。
自分にも周りにも自由でいたいためにはある程度の規則は必要だと思いますが、その何を基準として考えていくのかを考えていくためにも、今必要なのは、あたしを含めて”常識”を学べる場所づくりだと思います。