私の感じたこと

リロケーションを専業とするラビットホームズの岩崎和夫といいます。
私が日々感じたことなどを素直に本音で書き留めます。

定期借家権の活用促進を

2005年01月21日 | 仕事に関すること
昨年は賃貸の動きが異様に悪く、苦戦に告ぐ苦戦でした。
年を越さないようにあの手この手でオーナーの皆様にも賃料見直しをお願いし、何とかすべての物件が年内決着できてホッとしたのもつかの間。
そのお陰と言っては何ですが空物件が無くなり、これから春の異動期に物件無しでは辛いなと思っていたところ、やはり今年も春の異動は従来通りにかなりありそうな気配が出てきました。
1月の中旬頃から徐々にご依頼いただく査定の件数も多くなり、4月1日付けで異動される皆様の動きがそろそろ出始めたということだと思います。

平成12年3月1日に定期借家権が施行され、転勤の多い大手企業の社員の皆様にとっては留守宅を安全確実に運用できるようになりました。

ところが昨年当たりから大手企業を中心に「定期借家権の物件は社宅として認めない」というような傾向が強くなって来ています。
この傾向が今年も更に続くようだと、企業が自社の社員を苦しめ、スムーズな転勤の妨げとなる可能性も大いにあります。
転勤する社員を多く抱える大手企業ほど、定期借家権を上手に運用する方法を模索して行くことが、結果として社員を大事にすることになるのでは?と内心思っているのは僕だけでしょうか?
定期借家権は「平成16年度中に一部見直し」ということになっていますが、もう少し運用しやすいように法改正を加えていただき、貸す方も借りる方もメリットを感じられるようにしてほしいなと願っています。
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