■ラッコマンの喫茶室■

北海道からオリジナルフォーク、クルマの話題などを発信します。

覚悟。。。。。

2011-10-10 | ラッコのつぶやき




手術の前にドクターからは、「大丈夫ですよ」って言われていたんです。
その言葉を信じなかった訳ではないのですが、万が一ってことがあり
ますからね。。。。

もし手術中に、急に自分の心臓が止まったら。。。。とか。
処置ミス・投薬の間違いが起こってしまったらなんてね。

生まれて、初めての手術が心臓疾患ですから、とても冷静ではいれな
かったです。

「入院前は安静にしていてくださいね」

って言われていましたが、万が一の場合に備えてやることがたくさん
あるんだなぁということがよく分かりました。。。

1 保険金手続きの下調べ。。。
2 PCから問題のありそうな個人情報の削除。
3 万が一の場合の葬儀のやり方
4 医療費が高額になると思われましたので、その工面。
5 持ち物の整理
6 職場の休暇手続き&入院の必要品用意

ETC

自分としては、「万が一のこと」があっても混乱しないように、しっかり
覚悟を決めて、今回の手術に望んだはずでした。

でも手術は、確かにきつかったですが、お陰様で、あっけないくらい
元気に退院してくることができました。

今の本心としては、喜びというより、恐ろしさが心の中を一杯に埋め
尽くしています。

覚悟は決めたばずだったんです。
死ぬかもしれないと。

そのための用意も済ませたんです。淡々と。
でも、ありがたいことに救っていただいた。

今になって死の恐ろしさが襲ってきています。
振るえがきます。

人間の生と死は本当に紙一重、裏表のようなもの。
それをまさしく実感しました。

退院してきてからのラッコは抜け殻になっております。
アドレナリンを出し尽くした人間みたいに、精神的に
ボロボロです。

今は正常に動いている心臓ですが、何かのきっかけで突然
止まるのではないか、実は手術にミスあったのではないかなど、
すべて悪いイメージだけが膨らむのです。

手首の傷がうずくと、手術を思いだし、嫌になります。
背中がピクリとすると、不安になります。

身体の傷は治っても、死への恐怖感を忘れるために、メンタル面での
ケアに、ずいぶんと時間がかかるような気がします。

 

コメント (4)
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ラッコマン 危機一髪。。。。

2011-10-10 | ラッコのつぶやき

滝川勤務時代から、ときどき胸が苦しくなるとき
があったんです。

8月末に、一度、ひどく苦しいことがあったので、
滝川市内の循環器医院で心電図検査をしても
らいました。

そのときは、「特に異常はないので、お疲れなの
でしょう」ということで、胸をなで下ろしておりました。

北見に赴任してからは、山坂の多い市内ですから、
自転車通勤の昇りがきつくて、きつくて、苦しくて、苦しくて。。。。

幾ら、年寄りになったとはいえ、こんなに体力が落ちる
はずはないという気持ちで、北見市内の個人循環器
病院を再受信。。。

ここでも負荷心電図を撮ってもらいましたが、
「特に異常は見えませんね」。。。

「そんなはずはないなぁ」

そこで友人に薦められた北見市内の循環器専門病院
を受診しました。。

どうせまた、心電図を撮って、「問題なし」になるんだろ
うなぁとの勝手な思いを描きながら、それなら前の病院
の心電図を持っていけば、時間と経費の節約になると
思い、心電図検査を持って受信したのです。

すると、ここのドクターはその心電図結果を見るなり、「これ
はダメだ。完全に詰まっている。この結果を診れない医者
がいるのか。すぐにCT撮って。。」と怒鳴り声。。。

なぜか、患者の私が怒られながら、これまでにない展開に
オロオロ。。。。。

CTの結果を見ながら、ドクターは「いや~~、あんた危な
かったよ。このままいたら、いつ心筋梗塞になってもおか
しくなかった。あんた運がいいよ。。。」

「え~~、そんなに危険な状態ですか」
「ああ、普通なら大手術だけど直してあげるから。すぐに
入院して手術ね」

オロオロ。。。オロオロ。。。。

病名は、「不安定狭心症」とか。
心臓に栄養を送る血管3本のうち、2本で3箇所に詰まり
があるということでした。

そんなことで、10月6日の木曜日から入院して7日に
カテーテルによる血管の拡張と、ステントという金属筒
での補強手術を受けておりました。

右手の動脈から管を入れ、心臓の詰まっている所を
内側から治療します。

局部麻酔だけですので、手術の様子は見えたり、
聞こえたりします。

手術中は、心臓を内側からつねられるような痛みが、
動悸に合わせて襲ってきました。。

「先生、痛くて、苦しいです」
「そうだよね。もうちょっとだから我慢してね」
「うう~~」

「心筋梗塞で死ぬときって、こんな痛みが突然、襲って
くるんだなぁ」なんてことを漠然と考えていました。

そんなことで、約1時間の手術が終了。
通常は30分程度で終わるようですが、やはり相当
悪かったのでしょうね。

術後に先生からは、「今回は、2箇所にステントを入れました。
血液の流れも、今は非常に綺麗です。残り一箇所も速やかに
手術しましょうね」

ということで、9日に一旦、退院しましたが、今週末にもう
一度入院し、再手術になります。

これまで入院などを伴う大きな病気はしたことのないラッコ
ですので、たいへんに落ち込んでおります。

点滴だの、血管に管を通すカテーテルだの、考えるだけで
怖くて、怖くて。。。。

本当に臆病なんですね。。。

ダメなヤツを自覚いたしました。。。。。

ドクターが「危機一髪だったよ」と言ってくれたということは、
逆にいうと「危なく助かった」ということなのでしょう。

こんな大病に陥ったのも、これまでご紹介してきたような
暴飲・暴食、不摂生が祟ったものと、深く反省しております。。。。

これからは、生かされた命を大切に養生していきいたい
と思います。。。。

13日からまた2泊3日で入院・手術の予定です。。。。

すべては自分の不養生が原因ですが、今回の教訓として。。。

1 階段昇りなど、簡単な作業が異常に辛い作業に感じたり、
その際に全力疾走したような胸の苦しさがある場合は要注意。

2 循環器医院の看板を上げていても、心電図の結果を
見れない医者も多いようです。かならず専門医を受信
すべきです。

3 入院するときは、病室に時計がない場合が多いので、
100円ショップで置時計を用意しましょう。

4 病室のテレビは、イヤホンで聞くことになりますが、
普通のイヤホンでは耳が痛くなります。モノラル・ヘッド
ホン型のイヤホンを用意しましょう。。。

5 人間なんて、そんなにたくさん食べる必要はないのです。
参考までに入院初日の夕食。病院食です。。。




毎日、これくらいにしないとラッコマンみたいになっちゃいます。。。
どうぞ、ご注意ください。。。

同じような症状の不安のある方、ぜひ早く専門医を受信しましょう。

 

コメント (2)
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