この秋の連休は、ギター調整で過ごした。
マーチンのトラスロッド調整、ヘッドウェイのサドル調整、ジェームスのネック・サドル調整、弦交換など、趣味に没頭できた。
さて、その成果だが。。。
まずはマーチンD-28。
トラスロッドを1週間、3回に分けて90度程度締めた。
すごく良くなったと思う。
本日、いつもの河原でピック弾きしてみたが、すごい。
箱鳴りがネックを通して左手にビンビン伝わってくる。
大きな音の固まりではなく、粒々感と長いサスティーンを合わせた音が響き渡る感じ。
さすがこれぞマーチン。
危険を犯しても自分で調整して良かったと思う。
次にヘッドウェイHJ-311。
こちらは、購入した時からオクターブチューニングが合わないことが課題だった。
ローコードで弾いている時は、何の問題もないが、カポを付けると5弦~6弦がやや高くなってしまう。
今回、マーチンの調整のため、いろいろネットで勉強して、ヘッドウェイのサドルを削った。
ありがたいことに、こちらも成功したようだ。
少なくても5弦・6弦の音ズレはなくなった。
しかし音の響き全体は、やや大人しくなったようだ。
ギブソン・ライクな従来の爆音は、牙を潜めてしまったかな。
もう少し調整が必要か。
最後にジェームスJD-400。
こちらはネック調整とサドル調整の両方をやった。
ネックは、さほど弾きにくい感じもなかったので最小限の順反り修正にした。
サドルの方は、ブリッジから抜いて、よくよく観察すると底面が平らでない?
この辺が低価格機の宿命かも。
慎重に水平になるように紙ヤスリで底面を削った。
結果、ブリッジとサドルの設置面が増し、トップ板に伝わる振動が増加したと思われる。
これが、今回の調整で一番成果があったようだ。
ピック弾きした時の振動がネックに伝わる量が2割増しという感じ。
ただ、やはりマーチンとか、ヘッドウェイの単板には及ばない。
大きないい音にはなったが、軽い感じが否めない。
んー
ずいぶんと長いこと、何台ものギターを収集してきたが、本当にギターのことは分からなかったんだな。
反省の必要がありそうだ。
マーチンくんのお陰で、ギターの奥深さを再認識させていただいた。
----------
最後にギター調整は、失敗もあります。
オイラは、専門家ではありません。
すべて自己責任になります。
この点は、ご理解くださいませ。