オイラは小学生の頃、大好きだったおじいちゃんの死の前日、そのおじいちゃんの透明な姿を見ました。
寝たきり状態で、お医者さまからは「今日、明日が山」と言われていました。
その日は、親族が集まって、葬儀の相談とかを2階の部屋でしていました。
トイレに立ったオイラが階段を下りきると、何とおじいちゃんが歩いていたのです。透明な姿で。
おじいちゃんは、オイラの方を見ることもなく、リビングをすーっと横切ると、ベランダの方へ消えていきました。
大好きなおじいちゃんのことですから怖いとは思いませんでした。
ただ、その時の話は誰にもしていません。
大好きなおじいちゃんが幽霊になったとは子供心にも言えなかったからです。
おじいちゃんは、死の間際に大切な孫を訪ねてくれたのだろうと思っています。
翌日のお昼頃、おじいちゃんは静かに息を引き取りました。
◼️トップ画像は冬の旭川
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