「道が分かれていても人は幸せになる道を選ぶ能力がある。」
能力を信じ、心の安らぎの場を求めて、一歩一歩。
朝、出勤のために玄関を出ると母の声
「これどうおもう?」

フェンスに鳥の子供が泣き声も出さずに
「はまって」いる。
「はまっているのかな?」と
手を叩いても動かず。
フェンスを叩いてもちびるだけ。
そして口をパクパクさせる。
どうみても巣立ったばかりの赤ちゃん。

時間がないからとそのまま会社に行く私。
猫、白サギ、カラスに襲われないことを祈る。
家の中から観察していた母によると
その後、親鳥が何度も餌を運び
だんだん元気になってきて
毛づくろいなどをして
飛び立っていき、
隣家の塀に親子で並んで鳴いていたという。
かわいかったけれど心配したよ。