お正月といえば雑煮。博多では、その主役のひとつが「かつお菜」です。お雑煮の具材としてのイメージが強い食材ですが、実は春先まで収穫され、その頃になると、味がさらに濃厚になることをご存じでしょうか? 私は最近、この事実を知り「お正月しか注目してこなかったのは、もったいなかった!」と思わずにはいられませんでした。
博多の雑煮には、博多うどんと共通の「あごだし」が欠かせません。それに、かつお菜の苦みが加わることで、味が完成するような気がします。それでは、その雑煮の餅を「うどん」に替えたらどうなるのだろう、と試してみることにしました。
結果は大成功! かつお菜・あごだし・うどんの組み合わせがマッチして、新たな博多グルメが誕生したような気がしました。そこに、かまぼこ・鶏肉・椎茸といった雑煮の定番具材を加えると、もっと美味しくなるだろうな、と思いました。