年末になると全国各地で演奏される、ベートーヴェンの「第九交響曲」。その荘厳なメロディーは、年の終わりにふさわしい感動を与えてくれるものです。ところでクイズです。日本で初めて「第九」が演奏されたオーケストラはどこだったか、ご存知でしょうか?
その答えは、そう「九大フィルハーモニー・オーケストラ」です(タイトルに書いてますね )。
九州大学を主体としたこのオーケストラは、1909年に創立され、日本で最も歴史のあるオーケストラのひとつです。どういうわけか、九州大学が設立される前から存在しているという、不思議な歴史を持っています。
「第九」といえば釜石市が有名ですが、実は、日本で初めて正式に「第九」が演奏されたのは福岡市でした。九大フィルの指導に携わった方が釜石市出身で「新日鉄」の関係者だったそうなのです。
なので「福岡の第九」と「釜石の第九」は、兄弟のような関係といえるでしょう。これ1つのトリビアだと思ってます。