今や若者の間で「伝説の人」と称されるミュージシャン
この人ほど、時代の荒波に向かっていったシンガーがいただろうか?
70年代―
まだ、岡林信康、小室 等らがフォーク界のカリスマ的存在にある中・・
「広島フォーク村」出身とやらの青年は71年の “フォークジャンボリー”で
歴史的大事件を目の当たりにする事になる。
「結婚しようよ」をうたう拓郎に「帰れ!」コールに石・・
恋愛の唄をうたうシンガーを当時の若者は軟弱者と罵るしか術を
持たなかったのだろう。
しかし、その奥底にあるのは恋愛ソングをただ、流行らせるという事ではなく
時代を変えようとする一人の若者の立ち向かう姿勢だったように思う。
その想いの大半はこの唄の歌詞の中にあるように私は感じるのだが・・・
古い船には新しい水夫が 乗り込んで行くだろう
古い船をいま 動かせるのは 古い水夫じゃないだろう
なぜなら古い船も 新しい船のように 新しい海へ出る
古い水夫は知っているのサ
新しい海のこわさを