エメルギー emergy = transformity × exergy

→　エメルギー　emergy　←
　

エメルギーフローモデルは，従来のエネルギーフローモデルの持つ「仕事のキャリア」や「異なるエネルギー同士の計算」といった問題点（※ 2）を改良するために，質の異なるエネルギーを1 種類のエネルギーに変換し直す分析手法である（たとえば，木材や石油など質の異なるエネルギーを全て太陽エネルギー当りに変換し直すことである）。本報告では，集落内を耕種作物，家畜，森林，農家の4 カテゴリーに区分し，それらカテゴリー内に流入・流出するエメルギー量の差分量を計測した。さらに，その差分量を基に四つの微分方程式を作成し，シミュレーションを行った。

※２ 石油と木材のようにエネルギーの質が異なれば，同じ1kcal の燃焼でも得られる運動量が異なるという問題と，単位当りの運動量が異なるエネルギーを単純に加算して良いのかという問題点が指摘されている。

参考文献
Odum,H.T. and Odum,E.C.（2000）, Modeling for all Scales, Academic press.

Odum（2000b）によると，エメルギーは「物・サービスを生み出すために，直接ないし間接的に消費された任意の有効エネルギーであり􌛬􌛍􌛐，エクセルギー（実質エネルギー）×Transformity により求められる。またその単位はエマジュール（eMjoule）と表される」と定義されている。また，エメルギーの定義中にも使用されているTransformityは，「ある生産エネルギー1J を作るのに必要な任意のエネルギー量であり，エメルギー÷エクセルギーの関係式からなる」と定義される。

transformity emergy exergy　emergy = transformity × exergy

ScienceDirect - Energy : "Emergy as a function of exergy" S. Bastianoni
Abstract

This paper aims to clarify some aspects of the discussion between “emergists” and “exergists”. First, we address the problem of the differences between energy-based emergy and exergy-based emergy: we show that the two are proportional, having the exergetic equivalent of solar energy as scale factor. In the second part, we show that emergy and transformity can be written as a function of exergy alone, in particular of “partial” efficiencies of the processes involved in a production system, from solar energy to the final product.

Energy (Oxford)　Elsevier

水清すぎず？

水清すぎず？
どんな回帰世界？

人工資本と自然資本の代替

→　人工資本と自然資本の代替　”強い持続性”　松岡俊二
人工資本　自然資本　代替　高橋義文

森林のエメルギー量の増加は，耕種作物，家畜，農家のエメルギー量の増加を促すことから，家畜や農家の活動量は森林生態系のエメルギー量に規定されることも明らかとなった。そのため，人工資本と自然資本の代替を一方的に認めず，コンスタントな自然資本ルールに従う〝強い持続性" の観点から考えると，経済活動を含む持続的な人間活動をおこなうには，まず森林生態系の一定量（定常状態量）の確保が必要であることも明らかとなった。
高橋義文（2005）：発展途上地域における農業活動の持続性評価に関する研究 : ecological footprint と emergy flow model による分析．北海道大学大学院農学研究科邦文紀要、27（1）、115-197．

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 2014年4月21日 高橋義文からの別の引用を追記

ただし，中国の農村地域の事例を対象にした一考察である。
高橋義文, 環境収容力概念を利用した環境評価 http://www.maff.go.jp/primaff/koho/seika/review/pdf/primaffreview2005-15-27.pdf

マクスウェル分布 正規分布 正準分布

マクスウェル分布　正規分布
マクスウェル分布　正規分布　正準分布　正準分布
正準分布　小正準分布　大正準分布
正準　小正準　大正準
カノニカル　ミクロカノニカル　マクロカノニカル
カノニカル　ミクロカノニカル　グランドカノニカル

モデル（⇔ｇ関数）⇔回帰すべき、ないし、依拠すべき、ゆらぎの載る基本構造となるべき世界観生態系観？

モデル（⇔ｇ関数）⇔回帰すべき、ないし、依拠すべき、ゆらぎの載る基本構造となるべき世界観生態系観？

モデル（⇔ｇ関数）←（Ｐ．247‐248）　←（Ｐ．246‐247）

ボルツマン　エネルギー一定？温度一定？←

江戸時代イメージモデル　槌田敦　江戸時代　槌田敦　エントロピー　モデル

（Date: Sat Apr 11 17:08:28 JST 1998　加藤哲郎さんの『公明』の読書ガイド）Date: Sat Apr 11 22:39:53 JST 1998　加藤さんの公明の読書案内では西川さんの世界経済と尾藤さんの江戸時代はそのうち読むのでは。江戸時代では今は『熱学外論』で、エントロピー学会的な江戸時代イメージを。