Four Season Colors

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根尾選手の投手転向

2022-06-20 | 雑文
日本プロ野球はドラゴンズの根尾昴選手が、
野手から投手に転向するらしい。

2018年ドラフト1位である期待の素質児
は、主に打撃において良い成績が残せないま
ま4年目となり、大きな転機を迎える。

自分は名古屋市在住だがドラゴンズファンで
はないから他人事となるが、個人としては投
手転向はネガティブな印象。

ファイターズ時代の大谷しかり、スワローズ
の山田や村上しかり、近年はドラフト1位レ
ベルの素質児には育成プランがあるよう。

ドラゴンズという球団がどの程度の育成プラ
ンを用意し、その到達度がどれくらいなのか
は分からない。

しかし恐らく入団時の育成プランでは、4年
目の5月までに結果が出なければ投手へ転向
というものはなかったと予想する。

だから根尾「投手」の将来像が、なるべき姿
がとても想像し難い。

もちろん、先発か中継ぎか抑えかは分からな
いが、転向して成功だったねと言われる成績
を残せるといい。

残せるといいのは間違いがないのだが、それ
が容易であるならば、野手から投手への前例
がそれなりにあっても不思議ではない。

投手から野手であっても、成功例があるとい
うだけで、芽が出なかった選手は本当にたく
さんいる。

投手と野手という、競技が異なるくらい役割
が違えば、目指すべき理想の体格も大きく異
なるだろう。

プロというそれ以上ない環境で3年間を費や
した肉体の鍛錬は、無駄とまではいわないが、
プラスではない。

投手ともなれば肩や肘の消耗、怪我のリスク
もあり、ともなれば簡単に野手に再転向とも
いかなくなる。

良いか悪いかは別として、ドラゴンズはドラ
フト上位の高卒を長い目で見てきたし、結果、
晩成型の成功例もある。

なんにせよ、今からイチローではなく(現在
の体型的に)山井大介を目指す根尾くんを、
想像できない。

のだけれども、転向するからには、自分を含
め、そんな常識に囚われた人たちが驚くよう
な投手に是非、なって欲しい。