Four Season Colors

現代詩とスポーツ、エンタメ、時事など雑文を掲載
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開幕から一週間(サッカーW杯)

2022-11-28 | 雑文
サッカーワールドカップは2022年カター
ル大会が始まって、27日で1週間が経過し
た。

日本代表という観点では、予選リーグは少な
からずネガティブな印象だったことは間違い
がなかった開幕前。

初戦のドイツ戦に勝利した日本代表は、2戦
目のコスタリカ戦は敗北となり1勝1敗。

最終戦はスペイン戦となるが、引き分け以上
であれば、予選リーグの結果はまだ分からな
い状況。

とはいうものの、前回のラグビーワールドカ
ップのように、勝つほどに盛り上がるという
ことは若干、薄くなった。

なんとなしに、ここまで毎日早い時間から2
試合は、PCで6,7割の流し見で観戦をし
ている。

そういう人もそれなりにいそうではあるが、
多くは、まずは日本戦を見るのだろう。

こうした国際的なスポーツイベントがある度
に、なにか嫌なことでもあったのか、普段は
見ないのに、という言葉を目にする。

こうした大会は、選手にはリクルートの場で
もあり、それなりに目指すべき目標でもある。

しかし、見る側にとっては、こうした大会は
間違いなく「入口」でもあるのだから、普段
見ない人が見るのは、ある意味正しい。

サッカーはまだメジャーであるから、そうで
もないが、マイナーなスポーツでは、オリン
ピックを見て、ということは聞く話である。

入口は国際大会のお祭りで、その多くが閉会
とともに離れ、また次回しか見なくても、入
る人がいる時点で、有意義となる。

ただ、そのためには、ラグビーがそうであっ
たように、応援するチームが勝つ楽しみが重
要にもなる。

負けた悔しさからハマる人だっているだろう
が、そうした人はすでにそれなりに楽しみを
知っている人でもある。

そうした観点でも、コスタリカ戦の敗戦は残
念であるが、それもまたラグビーほど実力差
に絶望しないサッカーの魅力でもある。

と偉そうに書きながら、サッカーに関しては
相当薄いので、普段ももう少し見なければと
反省もしながら、観戦は続く。

THRESHOLD

2022-11-24 | 
本を読みながらかじり

芯だけを残したりんご

取り込まれたはかたち

胃には芯のないりんご

とろり甘い蜜のちしき

読みかけに挟むしおり

芯だけを捨てたりんご

頭空っぽにするしょち

手には皮のないりんご

とろり甘い蜜のちしき

はじまってみたサッカーW杯

2022-11-21 | 雑文
これまで確実性のある人気コンテンツであっ
た、サッカーワールドカップのカタール大会
が開幕した。

当たり前のように民放テレビ局が独占してい
た頃は、ある意味スポンサーが自主的にキャ
ンペーンを含め雰囲気を醸成していた。

だから直近6回のように、民放がテレビでと
いうような、時代遅れなことは言わない。

ただ、事実として、やはり勝手に盛り上がる
ものではないのだなということを、今更なが
ら実感はしている。

触れる回数が多く、長くなればなるほど、完
全な受け身であっても、そこから興味を持ち、
共有するために、関わりを持とうとする。

それは知識があるかどうかではなく、例えば
同じデザインのTシャツを着て、何となく感
嘆し合うというだけでも。

ただ、それにはある程度の時間が、それなり
に必要となる。

今は消費するコンテンツがあまりにも多すぎ
て、一つ一つは準備も余韻もなく、あっとい
う間に通り過ぎていく。

スポーツだけでも、目に触れる競技数は本当
に多くなり、それぞれが毎年のように大会を
開催する。

オリンピックが唯一というような競技はとも
かく、ということが、もはや珍しくはない。

実感はないが、テレビのはじまりのように、
それしかコンテンツがなければ、当たり前だ
が人々はそれに集中する。

そうでなければ、目移りするほど対象が多く
あれば、集中するヒマはなく、次から次へと
消費は続く。

では、局所的な盛り上がりは無理かとなれば、
ラグビーやオリンピックが直近の流れを示し
ているのかもしれない。

大会にある程度の期間があれば、報道により
目に触れる機会が増えれば、最終的に盛り上
がることがある。

ただしそれは、感情をゆさぶる、興味をひか
れる過程や結果があれば、ではある。

開幕戦は、現地の観客でさえ前半でスタジア
ムを後にする人が多かったと報道されている。

恐らく自分だけではなく、よほどのスポーツ
やサッカーファンでなければ、ふんわりとし
た大会のはじまりを体感しているだろう。

ここから一か月の過程と結果が、どうなるか。

これからの時代の、スポーツにおける国際大
会の在り方のサンプルの一つになるかもしれ
ない。

SILK

2022-11-17 | 
顔を洗い水と昨日が流れ

うまれる今日は母なる素

菜を食み血は多分に満ち

かさねる自分は切なる我

眉を入れ面の肌色お白い

くるまる装色は艶なる糸

銀を交し蠱は世古の帰り

ゆめみる懐古は円なる哉

執政者の前提条件

2022-11-14 | 雑文
日本において政治を行う者、執政者となると、
はじまりは地主や豪族、城主だったりするの
だろうか。

規模や範囲はさておき、中央政権といわれる
形態が出現すると、それは大分今に近づき、
そこから大枠は、それほど変わっていない。

そうした執政する側をされる側が選ぶことが
選挙というものになり、広く世界に共通し、
一応は安定を保っている。

制度として長く続き、広く採用されるという
ことは、仕組みとして無難なことは間違いが
ない。

そして、その仕組みの前提条件は、選ばれる
側、つまり執政者は、選ばれたら必要となる
執政ができることとなる。

最近も記事を見たが、政治家を目指す別ジャ
ンル(芸能関係とか)の人が、夢を与えたい
というフレーズを使う。

しかし、執政者の仕事は、夢を与えることで
はなく、現実を与えることである。

すると夢を与えたい人は、まずは勉強してな
どと言のだが、地主や豪族、城主が夢を語り、
悠長に勉強をしていては、生活者は死ぬ。

勉強会に何年参加するべきだとか、秘書を何
年はやるべきだとか、そういうことまで言う
つもりはないが(それがベターではある)。

国が安定し、曲がりなりにも勝手に機能する
ようになり、選挙は人気投票の色を強くする。

これまでも前提条件を満たさない、選ばれる
候補は多くいたが、その時その時の立場や役
割は、客観的に理解をしていたか。

それが、選ばれたいという自主性において、
最近の度合いは本当にすごく、心から本気で
あることがもはや怖くもある。

そして選ぶ側も、もはや現実を与えてくれな
いことを分かっている(知らない)から、そ
の時だけの人気投票を楽しんでいる。

それだけが理由ではないが、一番のトップが
直接の人気投票でないのは、だから最悪では
ないのだろう。