Four Season Colors

現代詩とスポーツ、エンタメ、時事など雑文を掲載
【詩集3冊(各110円)をAmazon「Kindleストア」で販売中】

ツキイチ映画館(2022年01月)

2022-01-31 | 雑文
月に一度は、映画館へ。2022年1月は、
「クライ・マッチョ」(アメリカ)。

先月、久しぶりに月に一度新作を映画館へ鑑
賞にいく「ツキイチ映画館」を再開し、オミ
クロン株の脅威があるものの今月も決行。

以前に観たイーストウッドの麻薬運ぶやつが
面白かったな、と「クライ・マッチョ」を選
択し、いつも通り予備知識は予告編のみ。

「バイオハザード」と2択だったが、先月は
「マトリックス」特攻の結果、とても残念な
結果であったため今月は安牌の意味も。

監督・主演は、御年90越えの巨匠、クリン
ト・イーストウッド。

ストーリーは、テキサスのロデオスターだっ
た主人公が、恩人の息子をメキシコの母親の
元から連れ出し、送り届けるというもの。

麻薬を運ぶやつと激似すぎるため、帰宅後に
検索すれば、脚本家もその「運び屋」と同じ
方のよう。

「運び屋」は優秀な園芸家であった主人公が
麻薬を運ぶストーリーであるため、運ぶ対象
が変わっただけ。

というとそんな雑なと思うかもしれないが、
本当に、本当に、運ぶ対象が変わっただけ。

さすれば、どうしても「運び屋」との比較に
ならざるを得ないが、本作は完全にすべてに
おいて下位互換という感想。

映像は前作に引き続き良いのだけれど、「運
び屋」を観ていればそちらでよく、観ていな
ければ、そちらをおススメする。

本作についても帰宅後に検索してみると、当
初はアーノルド・シュワルツェネッガーが主
演の予定であったらしい。

園芸家ならイーストウッドで、ロデオスター
ならシュワルツェネッガーというのもイメー
ジが過ぎる気もする。

主演が違えばというのは想像ではよくあるこ
とだが、鑑賞後の感想としては、どちらにし
てもという程度。

起承転結配分も今一つであるし、テーマも定
まらず、90歳を超えて乗馬して演技するイ
ーストウッドがただすごいという作品。

2022年2作品目はアタリなことを信じる。

Playing a card

2022-01-25 | 
手札に残るダイヤ7のトランプ

抜いて抜かれて残るスペード6

なれるはずないハートのエース

なれはしないクローバーキング

なってみたいクイーンジャック

なる度胸もない単独ジョーカー

手札に残ったいつものトランプ

抜いて抜かれて残ったウツシミ

ウラディミール・ バレンティン

2022-01-23 | 雑文
「元ヤクルト、ソフトバンクのバレンティン
がNPB復帰を断念「日本球界からは身を引
く」現役引退の可能性」(スポーツ報知)

言わずと知れた日本プロ野球のシーズン最多
本塁打記録保持者である、ウラディミール・
バレンティン。

王貞治、タフィ・ローズ、アレックス・カブ
レラの55本を超えて、現行の試合数ではア
ンタッチャブルレコードのような年60本。

当時のチーム状況をはじめ、この記録に難く
せのようなものをつける人はいる。

自分はスワローズファンであるが、バレンテ
ィンが他のチームであっても、この記録は無
条件にとてつもないと認めることができる。

ほぼ2試合に1度、投手の投げたボールをバ
ットで弾いて外野スタンドまで飛ばす。

こう言葉にすれば、ぱっと見、出来ないこと
もないかと思えてしまうが、すぐにいやいや
難しすぎるだろうとなる。

2013年のバレンティンは、打ってくれる
かもなどというものではなく、誇張ではなく
常に、「あ、打つ」という状態だった。

リアルタイムで追いかけていた、あの年のバ
レンティンは、最盛期のイチローのように、
どのコースの、どの球種だろうと打つ。

そこには、当然に思い出補正もあるのだけれ
ど、とはいえ大袈裟すぎるわけでもないのが、
この60本という記録である。

投票制度による日本の野球殿堂入りには、未
だ外国籍のプレイヤー表彰者はいない。

タフィ・ローズも、アレックス・ラミレスも、
今年も殿堂入りを果たしていない。

毎年、錚々たるプレイヤーが対象者となって
いるから、影響がないとは言わないが、外国
籍どうこうは議論のあるところではある。

それはそれとして、バレンティンはまだ引退
を明言したわけではないが、引退後は殿堂入
りに相応しいと思う。

3年連続ホームラン王であり、シーズン最多
本塁打記録保持者であるバレンティン。

スワローズの優良助っ人の中では、ジャイア
ンツに移籍しなかったという意味でも、素敵
な選手だった。

小さな国の

2022-01-19 | 
小さな国の武神の戦士

信じる先の不断の素振

恵まれ賽に栄冠は至大

満ちた盃に円満は大海

小さな国の尊大な王様

禁じる先の勝気な戦場

阻まれ賽に旅路は徒花

落ちた盃に月下は真暗

これからの制限

2022-01-16 | 雑文
「Jリーグ7クラブが連名でJFAに上申書
提出 W杯予選時のコロナ対策で」(サンス
ポ)

海外で代表活動をした選手が、帰国後14日
隔離対象となることについて、国内リーグ戦
への影響を懸念するというもの。

日本サッカー協会は、隔離措置の緩和を政府
に求める方針のよう。

新型コロナによる、一般社会への影響は早期
の収束が見込めず、それぞれが制限をどのよ
うにかけるかが問題となってきている。

ダメージやリスクの概要が多少なり判明し、
個々における生命の死という最悪への対処が
物理的に可能となりつつはある。

結果、無制限、無期限のとりあえずではなく、
ある程度の根拠の元、ルールを定める。

この先は、ここまでなら緩和できる、ここま
までは制限をするという線引きを個別に社会
集団で決めていくことになりそうか。

国家などの公的な集団は最悪を想定し、きび
しめの制限をかけるが、経済活動を前提とし
た集団は最低限を求める。

すれば、なんでもかんでも禁止するなら別だ
が、社会活動を認めていくのであれば、どう
してもリスクの残る制限にはなる。

かといって、現状は、経済活動のために無制
限と同じような、あってないような制限で進
めるというわけにもいかない。

とはいえ、感染者が一定の範囲における集団
の中にいれば、マスクなどの対策をしていて
も、恐らく感染は広がる。

元々ワクチンは感染防止を目的とし、そこか
ら検査パッケージも想定されたが、現状は感
染防止が達成されているとは言い難い。

人類全体に対して大きな影響のある、ここま
での「未知」は、相当に久しぶりなのだろう。

自分たちは、コントロールされた社会に長く
いる間に、本来どこにでもある「未知」を忘
れすぎている。

どうすればいいかということではなく、話し
合いながら一定、決めていかないといけない
し、難しいよね、という話。