昨夜は、仕事の会議と懇親会が近郊の温泉ホテルであった。
あいにくの雨でしたし、懇親会の参加者も限られた。
その中で、日頃お話することのない
石巻地区の担当者の方と温泉に入った時、お話していたら、
お子さんはおいくつなんですかと聞く私に、
上は30才、下は、結婚したんだけど、津波でねえ。。。
・・・・
私は血の気が引く思いで絶句した。
結婚されて、奥さんのお腹に赤ちゃんがいたそうで、
亡くなった後、
奥様は6月頃に無事出産されたそう。
宮城県だけで1万人以上の犠牲者がいるということは、
こういうことなんですよね。
石巻、気仙沼など沿岸地域では、
あの人もこの人も・・・といった感じで犠牲者がいて
それが通常になっていて、
その他の地域との感覚の違いはものすごいものがあります。
それを聞くと、
いきなり、会議でつまらないことでチマチマ言っている課長の話が
どうでもいいことに思え、
その担当者の方も、同じ思いのようでした。
すごいものなんです。
1000年に一度の津波の被害というものは。
忘れたくても、忘れさせてくれないものが
ここに住んでると、まだまだあリ続けるのです。
復興・・・と言うのは簡単だけど、
この地域の傷が本当に癒えるには長い長い年月が必要なんだと思います。