60代 スッキリ行こう🐦

還暦過ぎた!
これからも、心の向くままケセラセラ。

目に見えない不思議な力

2015-12-13 11:45:01 | 日々雑記

「心だに誠の道に適ひなば 祈らずとても神や守らむ」
菅原道真公の和歌があります。

心さえ誠の道にかなっているならば、たとえ祈らなくても神は守ってくれるだろう
って意味なのでしょう。

誠の道。
菅原道真公は、身に覚えのない罪で流されていたので、
ただただ、正直で純粋で従順であればいいって事ではないですね。


その時代の常識とされるものは、
場所と時代が変われば簡単に覆されるものも多いもの。

どんな時代、場所でも変わる事のない、
普遍的な価値観を持ち、

目には見えない、大切なものを信じてる者は祈らずとも救われていく。




妖怪が見える、水木しげるさんは、
過酷な戦地で、1人真っ暗なジャングルで逃げていた時に、

どうしてもこの先進めない場所があって、
朝、目覚めて見てみると、

そこは断がい絶壁だったそう。
目には見えない「塗り壁」妖怪が守ってくれたのです。



菅原道真公も、藤原家の政略で左遷され、
亡くなった後に、霊力で政略に関わった人達に一矢報いたといいます。

その力を恐れた人達が、菅原道真を神として祀り、
京都の北野天満宮が出来た訳です。

その後、慈悲の神、学問の神にまでなって
人々に天神さんとして広く慕われていますよね。



誠の道とは、
そういった道。上辺だけの綺麗事や、理不尽に組しない
不思議で強い曇りのない心の道。
と言えるでしょうか。



難民問題など、世界でまた寛容が失われていきそうな危うさが芽生えてます。
自然も過酷さを増してるこの時代。

欲や不安に左右される事なく、見えない物を大切に暮らして行きたいな。
現実の世界では、できる範囲での備えをして、とりあえず憂いなし。。に。

心配しすぎず、自分を大切に。人には寛容に。


不安に負けないよう、世界の皆がしっかり、自分の心をコントロールできるといいな。
だって世界は、とりあえず平和でなくちゃ!

そんなこと思う2015年の師走です。









  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする