今日は雲多し。日の出から時間経過して陽射しは見えましたが、
一日、曇り。たまに小雨がパラつく天気でした。
シュロの木の上に月が。
今日も外出の用事があったので、「おいしい日本茶が飲みたいな」と
思って、以前、よく行っていた下堂園さんのお茶を買いに行きました。
1954年創業のお茶屋さんで、「おいしいお茶を販売している」という
評判で、私も昔、取材にうかがったことがあります。
当時は古い、お茶屋さんのままでしたが、その後、代替わりして、
とてもおしゃれな日本茶のカフェを兼ねたお店「らさら」をオープン。
おいしいお茶と日本茶のスイーツを食べられるお店に。
よく足を運んでいたのですが、コロナ禍を経過して、またリニューアル。
少しカフェメニューのバリエは少なくなってしまいましたが、日本茶を
楽しめるカフェのまま、お茶や雑貨も販売されています。
鹿児島県は静岡県に続く全国第二位のお茶の生産量を誇っています。
それだけ多く生産されているのに、お茶どころとしてのネームバリューは
低く、実は静岡茶や京都の宇治茶として販売されていたのです。
お茶の水色がきれいなのが、かごしま茶の特徴ですが、他県のお茶に
まぜられて販売されていたため、かごしま茶ブランドの確立が
できていなかったのが現状でした。
鹿児島のお茶に携わる人たちが「鹿児島ならではの日本一おいしいお茶を
作りたい」と思っていたそうです。そんな中で、下堂園さんが行ったのが、
鹿児島では珍しかった早生品種「ゆたかみどり」の導入。
長い歳月をかけて、栽培や製茶方法を研究し、独自の「被覆」「火入れ」
長い歳月をかけて、栽培や製茶方法を研究し、独自の「被覆」「火入れ」
「深蒸し」の技法で「火入れ深蒸しゆたかみどり」が人気商品になった
のだそうです。
本当に下堂園さんのお茶はおいしくて、取材のあと、立ち寄る機会があれば、
購入させていただいていたのですが、久しぶりに飲みたいなと思い、
出掛けてみました。
すぐにお茶を出してくださいます。おいしい。
注文はお茶とお菓子のセットにしました。
このあとに、ポットでお湯が出てきます。きゅうすでいただけるので、
二煎目三煎目と十分にいただけます。
高齢の男性のお客さまがスタッフの方をつかまえて、昔と変わっていて
「びっくりした」とお話をなさっていて、「あれ? このカフェスタイル
になってから、20年くらいになるのにな」と、その方の時間経過の認識が
ワープしているようで、おかしくなってしまいました。
まあ、私も高齢者として、20年、30年もひと昔というのはわかります。
20年くらい前は日本茶のカフェというのは珍しかったので、とても
先進的だなと思ったのを覚えています。
帰りにはお茶を買いました。
「万両」というのが一番いいお茶です。その下のランクが「千両」と
なるので、どうしようかなと迷いましたが、自分へのクリスマスプレゼント
として、あげようなんて、言い訳を考えて購入しました。
ティーパックのフレバリーティーもたくさんあるので、少し買って、
お茶に合うお菓子も少し。
しばらく、かごしま茶を堪能させていただきます。うれし。
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