１月６日

こら！拓也！　仁志は今日滋賀に帰るそうやからなんとか連絡せい。
そしてオマエさんのたわけな就職戦線の戦略論でも話してみろや。
「もうしばらく、もうしばらく・・・」では何も解決せいへんわい。

午前４時、今日は久しぶりに長い一日になる。
つまりは体調が上向いてきたってこと。
今夜の酒のアテは、村瀬が買ってきてくれた城陽軒のシュウマイに、克典が買ってきてくれた板橋区の酒屋が発売している『いち庵』という焼酎。
村瀬のシュウマイ、いつのや？ってツッコミが古西から入ったが、「今回はお金があったんで大きいの買ってきました！」って言ってた村瀬を思い出したら、賞味期限なんて現実的な話、無粋やで。
身を捨てて浮かぶ背もあり冬休み・・・。

仁志によれば、立命館の滋賀学舎ＢＫＣにはマクドナルドと映画館ができるとか・・・。「そりゃ今年の新入生、楽しみやね」と言うと、「でも、そのおかげでなぜか学費が14.000円ほど上がるんですけどね」

仁志と古西、教室の壁に貼ってある斎藤の三重銀行の採用内定書を眺めながらブツブツと・・・、「オマエんとこの内定書、こんなに立派やった？」と古西。「そやな、卒業証書みたいやったかな」と仁志。「え・・・マジで？」
こ奴たちもあと三ヶ月もすれば社会人・・・、さみしいねえ。

睡眠時間２時間半で起き出す。
古西ならここでい言うやろな、「俺って偉い！」
どうやら体調が戻ったようだ。久しぶりの小学生・・・そして理恵が姿を見せる。
正月ネタとして・・・。
古西が元旦の昼に寝ていると、理恵が来たそうな。ベッドに寝ると真正面が理恵の席・・・お互い同士が見つめ合うシチュエーション。沈黙に耐え切れなくなった？古西が言ったそうな、「今日は元旦やで！　こんな時間から勉強してるん？」「ええ」「どこか行くとこないの？　ほら、家族かなんかでさ、親戚とか、初詣とか」「・・・」「あ・・・アマエもそれは同じやろ、って心の中で今思てるやろ」「いえ、そんな」「ははは、俺は今から親戚んちに行くからさ」　そう言って睡眠不足のまま、ベッドから起き上がった古西だった。

昨夜、仁志が同じ13期の中井と会いたがっていた。中井の大学はアジア太平洋立命館、場所はＮＨＫの朝ドラの撮影地の湯布院の近く、帰省は後期試験が終わってから。今年も１月下旬かな。
中井ネタとしては、中井が全国チェーン展開を考えているケバブをこの正月に俺は初めて食した。場所は以外にも住吉大社・・・縁日を思わせる無数の出店のなか、ドネル・ケバブの店があった。
チキンが500円、ビールが650円・・・確かに全国チェーン展開を考えるならこの値段設定問題あり。味はともかく、こりゃ高すぎる。

リアルタイムには描けなかったが、この正月のサプライズを思いついたらポツポツと・・・。
大修館書店から「現代若者方言詩集」という本が出版された。
そのなかに古市舞の作品が収録されている。

　　日・日翻訳　　　古市舞

私はキャンプで炊き出しリーダー
みんなに仕事の指示をする
「おち葉さらえて火ぃつけて」
「あんたはお米かしといて」
「とどらんようにかきまぜて」

みんな仕事をしてくれない。
命令されたことは、わかったようだ
さらえる　かす　とごる　・・・・・？
通じることばがわからない

集める　とぐ　沈殿する　・・・・・？
何か違うような気がする
上手な訳語が見つからない