吉川先生の授業・・・申し訳ないが写真を撮りにいく余裕がなかった。延々と授業、飯を食えないままで午後を過ごす。
これは奥さんが撮ってくれたんやな。
雅樹(31期生)に続いて俊亮(31期生)の浪人が決まる。過去に記憶がないほどの浪人の数・・・私立が難化したといっても受かる奴は受かる。なぜ、このような惨状になったのか・・・そんなことを考えながら俊亮の母親、1期生の依功子と話す。「やっぱりエンジンのかかるのが遅かったかな」と依功子。確かにそれはあるかもしれない。授業に緊張感がないままに夏が過ぎた。そして秋が深まる頃に、やたら授業を増やしてほしいと言い始めた。過去最高、それも2倍ほどのバイト料を講師に献上したわけだが・・・。
ただ、雅樹の場合は違う・・・すべての責任は俺にある。あいつはよくやった、字の汚さは最後まで不安材料だったが、手を抜かなかった。俺のせいだ。
ともあれ、俊亮は明日から始まる。塾に来たら英語のプリントを取りにくるように。荷が重いだろうが、拓真(津2年)に合わせた授業・・・京都大学の英語を攻める1年間の1日目だ。
落ち込みを極力見せないようにしながら新高1の授業。すると・・・おいおいおい!
5期生のアイドルの智子。ちょっと・・・ちょっとだけ気分が晴れる。