お知らせ
メール(reimei.nakayama@gmail.com)またはお電話(059-255-1123)で、れいめい塾まで『内申の件で』とご連絡ください。
高校生が居残っている。
まあ、一夜漬けでもやらないよりはやったほうがいい・・・そう、このブログで書いた手前もある。さらには雨のなかを塾まで歩いてやってきた生徒もいて、送ることになるかもしれないので、起きている。
徒然草の83段を探しに別所の修成店、ついでに本を探した・・・宮部みゆきの『希望荘』
なにしろテレビで「今日発売」をやっていた当日だ、山積みになっているだろうと思ってたら・・・なかった。売り切れだとか・・・宮部みゆきをあなどっていた、いつのまにか国民的作家だ。
帰り道で阿漕の『HAPPY BOOKS』に寄ってみた。かろうじて2冊生き残っていた。
宮部みゆきはうまいと思うが魅力は感じない。じゃあ、なぜ買った・・・奥さんの好みの作家だからだ。いつも大阪の実家へ行くと親父さんが買った新作を持ち帰っては読んでいた。奥さんの親父さんは本の虫。今は店を閉じたが、かの天牛書店からお歳暮が届くような読書家だった。家の中に納まりきれなくなった書籍のためにマンションを買った・・・そんな親父さんもまた、宮部みゆきがお気に入りだった。新刊が出るたびに購入、それを読み終えると奥さんの手に渡り紀伊半島を縦断した。
本が積み上げられて壁を隠していた、そんなマンションで、「うちの娘をどう思ってくれているんですか」と聞かれた。30年ほど前の思い出だ。
皇學館大学の特任教授として夏季の集中講義を頼まれ、伊勢のキャンパスへ娘の家、つまりは俺の家にその期間だけ滞在しては通った。元気な親父さんだったのだ。
深夜、本当に久しぶりに英単語を打つこともなく、手持無沙汰・・・つれづれなるままに『希望荘』を手にとった。残念なことに俺の好みではない。奥さんとはことごとく趣味が違う。しかし、たまにはいいだろう。
どうやら徹夜を覚悟しなくてはならないようだ。親父さんの代わりに俺が読み終え、明日には奥さんに渡せそうだ。
やっと沙耶(27期生・三重大学教育学部1年)が来てくれたので、2階での授業の様子・・・今夜は受動態。
ちゃんと仕事してるやろ。
ちなみに俺の授業風景の写真のなか、俺はほとんど俯いて写っている。理由は突発性難聴・・・今となっては単なる難聴に格下げだろうが、皆の顔を見ながらの授業はほとんど無理だ。視線をテキストから生徒の顔へ、そしてまたテキストに戻す・・・焦点を交互に合わせる行為は目眩を呼び起こすのだ。
今は昔ほどひどくはなくなった。それでもたまに無理していると目眩が起きてトイレで吐くことになる。
その点では昔は違った。ずっと生徒たちの顔を見ながら授業をした。聞いてない奴の気配は手に取るように分かった。灰皿を投げた。ウイスキーのボトルを投げた。たまにはパイプイスが飛んだ。今となってはセピア色の思い出。
その意味では今の生徒たちは幸せかもしれない。
3階・・・
亮(津東2年)がお母さんが届けてくれた弁当を頬張っている。「お母さん言ってただろ?」 「何をですか?」 「弁当を塾に持ってくなんて中3の時以来・・・2年ぶりやって」 「そういや言ってたですね」 亮が苦笑する。
今年の夏、ありていに言えば来週から、弁当持参の覚悟で来てもらわないと現役での合格は保証できない。
高1の空間なんやけど・・・一人しかおらんな。
樹(津高3年)が全統記述の成績表持参。なぜか数学が学年4位。マグレでもいい、マグレが重なって実力は上昇する。
そして高2と中学生の空間・・・依然として試験が続く津東2年、中学生では三重中と西橋内と南郊中。
俺は中3に夏の風物詩の英語・・・今日は受動態だ。
いつもなら最初の動詞から入り、名詞、助動詞と進めるが、今年は中2を何人か入れてみたい。ゆえにそのエリアは来週からにして、今週は現在完了と受動態、そして昨日から後置修飾を補充プリントとして入れている。
来週から出席する中2は自由参加だが・・・津高を狙うのなら中2から参加しておいたほうがいい。それと夏輝は個人的に入れたいが・・・。
その中3を教えている俺の写真・・・誰も撮る生徒がいない。ちゃんと仕事はやっているから。
・・・ちなみに講師の姿はまだない。俺一人でまわしてるねん・・・沙耶(27期生・三重大学教育学部1年)が早く来てくれればいいのだが。
今週の日曜日はお袋の三回忌で塾を空けます。
高2と高1のさくらと楓華、あるいは英語を極めたいと考える他の高1は金曜日から日曜日にかけて問題を解いておくように。ちなみに土曜日の高3の授業も同じ materiak で実施。
午後から雨ということだったが、親父と些細なことで口ゲンカしたこともありお墓に行った。いつものように水を換えただけだったが、「お袋、やっちゃったよ」
親父は俺との諍いなんぞ忘れているはず、しかし俺のほうでは少しずつ積み重なっていくわけだ。
英単語を打つが調子が悪い、3枚目に3時間もかかってしまう。体調がいい時なら1時間40分、・・・かなりひどい。少し仮眠してから再び打ち込む。雨が降って来た。傘をたたんで敦希(津東2年)が入って来る。
今日も一日が始まった。
美波(高田6年制3年)から「徒然草」の解説書がないという。高校生の部屋の本棚を探す・・・確かにない。2冊ほどはあったが、仕方がないので探しに行く。美波の範囲は徒然の83段・・・別所修成で探すが、ありがちな受験用の解説書には83段は掲載され得ていない。仕方なく一般の文庫のほうを探す。ちくまや岩波などの文庫では徒然だけが欠けている・・・思わず微笑んでしまう。保護者が子供にせっつかれて買いに来たのだろう。さらに古典の豪華本が並ぶコーナーでもいっしょだ。唯一見つけた徒然と方丈記の豪華本には件の83段がない。
・・・で、俺はどうしたかって。内緒ね。
えらい人が来るって書いたけど、安倍総理大臣ね。明日は久居駅の東口で街宣車で登場だとか。あの東口のロータリーのどこに街宣車を置いて、その上に立ってどこに向かってアジテートするのか・・・ちょっと興味がある。だが街宣車、確か三重県はなかったはず、名古屋あたりから借りてるんかな。
ともあれ、総理大臣が久居に来るなんて、これが最初で最後やろな。