リツゲイ稽古場日誌

劇団立命芸術劇場の稽古場日誌です。日々演劇と向き合う団員たちの思いが垣間見える、かも...?

演出はエゴイストである

2009-06-11 01:24:08 | 夏公演「Evil Narratage」
 作演の山田です。多少の波乱を起こしつつも、着々と芝居が出来上がりつつあります。
 まあ、何というか、自分の書いたものについて回る責任はやっぱり大きいですね。「何となく、雰囲気で」ではなく、なぜそう書いたのか徹底的に分析・解析して役者に理解してもらわないといけませんから。おそらくそれは自分の中の暗黙知を再確認する作業なんだと思います。でも、そういった作業は結構好きです。やり応えのある国語の問題を解いている感じで。ちなみに私自身も国語教師の役でちょこっと出演させてもらいます。
 自分が生み出したキャラクター・世界観が少しずつ具現化されていく、他では得られない快感ですね。もしも造物主がいたならば、彼/彼女はこんな気分だったのではないか、なんてふっと思ったりします。
 随分偉そうなこと書きましたが、まあ、そんなものでしょう。とあるOBは「ナルシストでなきゃいい役者にはなれない」と言いましたが、「エゴイストでなきゃ演出なんてできない」と、私は勝手に思わせて頂きます。
 
コメント
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