猫と男前と私

はじめまして！2回生舞台班の和田と申します。
2017年夏休み終盤あたりに、リツゲイに入団させていただきました、ホクホクの新人です！
今まで演劇に携わったことがないので、分からないことだらけですが、たくさんの方々の協力を得ながら、地道に頑張っていきます！よろしくお願いします。


そんな私の小話、お聞きください！
　
　～何かが始まりそうだったお話～

あれは、10月18日、キャンパス内での出来事です。
私が、長々とした用事を終えて、建物の階段を降りていくと、なんと、男前な外国人男性が猫2匹と戯れておられました。
私は、「あら！なんと男前な…！こんな、漫画みたいなことあるのだろうか？」と思いながら、彼らを横目で見ながら通りすぎようとしました。その瞬間！猫達が男前の元を離れ、私のところへ駆け寄ってきたのです。
走り出す猫！焦る私！悲しむ男前！
私は「やばい、彼が悲しそうな表情でこちらを見ている！何か言葉を発さなければ！」と思い、咄嗟に『…OH～！so cute～！』と言い放ちました。
すると彼は、何も言わずにただただにこやかに微笑み、ゆっくりと去っていったのでした…。
去っていく男前…、立ち尽くす私…、心配する猫…。
私は、仕方なく、猫たちをなでくりまわし続けたのでした。
　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　～完～

とまぁこんな感じで、そこから何も起こらず、今日を迎えたわけですが。あの時、私の口から「OH！so cute！」以外の言葉が出ていれば…。もしくは「待たれよ！あなたのお名前は?」と聞けていれば…。何かが始まりそうだった瞬間を、さらりとのがした2017年10月18日でした。


さて、稽古とは全然関係のないお話でしたが、みなさまはどうか、そんな「何かが変わるかもしれない瞬間」を逃しませんように…！
そして是非、リツゲイ公演に！お越しください！「何かが変わる瞬間」に出会えるかも！
お待ちしております！