リツゲイ稽古場日誌

劇団立命芸術劇場の稽古場日誌です。日々演劇と向き合う団員たちの思いが垣間見える、かも...?

客よ、来い(松任谷由実ふうに)

2009-07-04 00:34:06 | 夏公演「Evil Narratage」
 例年だと、夏公演はそれほど大量に客が来ないものですが、今回はとにかく客が来ます。この調子で行けば、目標の150人集客も夢じゃなさそうです。ついさっき遠い夢が現実になったのですが、良いことは2度続いて欲しいです。虫のいい話ですけど、やっぱり客が多いと演技のテンションが違いますからね。ハケ裏で客のざわめきを聞いてる時が、一番楽しいくらいです。
 特に、池沢アキラのシーンで客が笑ってくれたのがたまらなかったです。全体的にしんみりとしたシリアス調の本作品において、唯一笑えるキャラが池沢です。みんなが羨ましがる最高に美味しい役です。そして実際のアキラの演技も、ただキモくてウザいだけでなく、ハイテンションな中に見え隠れする孤独と哀愁が垣間見れるようになってきています。
 そしてヒロインの折原ユイ。表面上は対照的ながら、本質的には不器用でそれ故に人恋しさを抱えているという、池沢アキラと共通する心の奥底を持ったヒロインです。全くの初心者から始めたのに、彼女の演技の上達ぶりには感動しました。加えて集客でも助けられました。私もそれに応えるべく、目一杯、可愛く繊細なヒロインを作ったつもりですが、どうでしょうか。
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