浪花の吟

無為自然な生き方、それも悪くないね

MATHIEU Beaujolais-Villages Nouveau 2006

2006年11月30日 | 葡萄酒と料理




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ニジマスのパピヨット
ニジマスのブレゼ
鶏脚のトマト煮込


vin
MATHIEU Beaujolais-Villages Nouveau 2006
Domaine Jean Marc Mathieu
Gamay
AC Beaujolais-Villages Nouveau / Vauxrenard,France
( マキコレ@八百津・渡辺屋 )


tasting note
果実味:果実味はあるが・・・上品さに欠ける
アロマ:ちょっと弱い
酸 味:少し強め
複雑性:アルコールぽさが少し気になる
強 さ:少し弱め







今日は世間から2週間も遅れてボジョレーヌーボーたる代物を頂いております。
そもそも商業的な要素が色濃いヌーボーを喜んでいるのは日本人だけです!
(一部のドメーヌも悦んでいるかもしれませんが・・・。)

本来ワインというものは、そんなに急いで飲むお酒ではない筈です。
(本当に急いで飲んだ方が良いのはビール!製造年月日は要チェックですよ。)

そもそも農作物でもあるワインの出荷日を予め決めてしまうのは非常にナンセンスです。
その年の天候によって収穫の時期が多少ずれるのは当たり前の話なのですから。

それにヌーボは空輸が主体になるのでどうしても割高になるのと、
品種がガメイなので、エレガントさがピノより劣ってしまいます。
少しワインのことがわかるようになってくると、
マイナスのイメージが強いワインとして位置づけられてしまいます。

一方、一般消費者においても、購入するのは解禁日から3日間程度で、
その後はワインなんか眼中にないといった感じになります。
これでは、ワインが世間に浸透しないのは当たり前ではないのでしょうか。
(それでも売れれば良いと思う日本の業者は、ワインを愛していない人達なんでしょうね。)

一体ヌーボの実力とはどの程度のものなのでしょう。
今日はマキコレのヌーボを頂いていますが、価格以上の感動は正直ありません。
一年に一回しかワインを飲まない人に、
このワインを推薦することは正直できません。

もっと感動的なワインを料理とのマリアージュと共に堪能して欲しい。
フランスのヴィニュロン(生産者)達もそう願っていると思います。


またの御来亭、心からお待ちしております。



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