好事家の世迷言。

調べたがり屋の生存報告。シティーハンターとADV全般の話題が主。※只今、家族の介護問題が発生中です。あしからず。

『語咄し編(3)』雑感。(その4)

2021-11-08 | ひぐらしのなく頃に
『あの日の思い、今の思い』

『祭囃し編』を通った事を前提とする、ハッピーエンドの後日談。

日頃から、部活メンバーは家族と語る梨花。
だが、それは悲しいかな限界がある。
梨花と部活メンバーは家族と言っても、同年代の兄弟のような物であり、保護者と被保護者の関係にはなり得ない。

その一例が、本作で扱われる「授業参観」だろう。
梨花は両親を失ったばかりの時代と、そしてその当時、代わりに自分を見守ってくれた存在を改めて思い出す。
生まれた時からの自分を知ってくれている羽入についての事を。

ただ個人的には寧ろ、梨花以外の部活メンバーへ関心が向いた。
保護者との問題は、彼らもまた、梨花と別の形で重い。
レナに彼女の父親が来たのも、沙都子に詩音が来たのも、惨劇の歴史を突破したからこそだ。

と言いますか、そもそも論として……公由村長はどうした?
社会的立場では、梨花は村長の家の子扱いって設定じゃなかった?
梨花が宗教的に拝まれてる存在なら、あちこちの老人たちが来たがったりもしそうだが。
梨花の方が断ったという脳内補完しておけばいいのかなぁ……

それでは。また次回。

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