『里恋し編』
ファンの間で非常に有名な作品の一つ。
『ひぐらし』の登場人物たちは、究極的には、ほぼ全員が善人だ。
例えば、お魎も、鷹野も、少なくとも作中において、悪役であっても、真からの悪人でないと取れるように描写されている。
故に、お魎は圭一に、鷹野は富竹に救われ、最終的に和解へ至る。
そんな中、例外として扱われるのが、鉄平とリナ。
『澪尽し編』では最悪の末路が描かれてたりする。
『里恋し編』の鉄平は違う。
圭一たちと同じように、他のカケラの記憶を少しながら持ち、沙都子と真っ当な家族になろうと努力する。
沙都子の方も、鉄平を容赦なくトラップでからかうまで関係を回復させる。
原作で見てみたかった姿が、この作品にはある。
残る問題は、リナの救済だが……この人もカケラを思い出して、悪事やらないようになってくれると思いたいなあ。
それでは。また次回。