『皆愛し編』
「みないとしへん」と読む。
あらすじを端的に述べれば、「圭一は登場しないが、ルールXとZが突破されている世界」である。
梨花と羽入は、他の仲間たちに背中を押され、そして『皆殺し編』終盤の展開をそっくりなぞっていく。
『祭囃し編』などのような完全なハッピーエンディングではないが、『皆殺し編』よりも望みのある終焉を迎える。
なお、皆様ならご承知と思うが、『ひぐらし』のタイトルは『○○し編』の形を取る。
うち「○し」は、基本的に動詞(隠す、流す、殺す、潰す、明す、滅す、囃す)だが、本作は形容詞(愛しい)。
こうしたタイトルの妙を考えるのも楽しい物です。
それでは。また次回。