桜の木

日常のあれこれ
お出掛けや、ちょっとだけ演劇の事など

痛み

2015年10月16日 | 書き留めの詩


深く針で刺すような
そんな痛みを
時々感じる

痛みは
あなたを
愛し過ぎたせい

愛しさと切なさで

深く
深く
私の心を
針が刺す

でも
あなたの
私を見つめる瞳を感じると
瞬く間に
その針は消え

何事も無かったように
心の痛みも
消え失せる


rikocherry
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ランドセル

2015年09月11日 | 書き留めの詩


机にちょこんと置かれた
ランドセル

就学前 、君の中にオモチャを沢山入れて
部屋の中を走り回わってたね
また
入学式は 息子と同じく
君もピカピカの一年生

あれから月日は流れ
あの子も逞しく成長してるね

雨の日も風の日も
いつも背中で頑張ってくれた君

残りわずかで 二度と君を
背負うことも無いのかと思うと
母まで とても寂しいよ

きっと
息子の事を君が一番知っていて
一番理解してくれていたよね

だって
ワクワク嬉しそうに走る背中も
シクシク泣きながら歩く背中も
いつも一緒に感じてくれていたのだものね
何も言わずに背中を温めてくれて


本当に有難う
そして もう少し宜しくね

rikocherry
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小さかった君へ

2015年09月10日 | 書き留めの詩



きみは
とっても優しい子

きみは
とっても素直な子

きみは
とっても…

数え切れないくらいの
良いところが
きみには沢山あるんだよ

おかあさんは知っている
きみが友だちを想って流した涙のこと

おかあさんは知っている
きみが友だちと喧嘩した本当の理由


だけど
時々怒っちゃうんだ
叱るんじゃなく
怒っちゃってたなって…

それで反省するんだ
「ごめんね」って

こんなおかあさんだけど
心に決めてることがあるんだ

それはね
いつでも
どんな時でも
きみの心の安全地帯でいようってこと

だって おかあさん…
きみが大好きなんだもん
きみが大好きなんだもん

rikocherry

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あなたへ

2015年08月27日 | 書き留めの詩


あなたに初めて逢った時
この身に代えても
あなたを守ろうと心に決めた

あなたが初めて病んだ時
この身に代われと神に祈った

あなたが喜びを感じる時
母はとても幸せです

あなたが苦しみを感じる時
母は悲しみでいっぱいです

きっと母は あなたより
先にあの世に行くことでしょう

でも
たとえ この身が灰と化しても
あなたを想うこの気持ちは
きっと 変わらぬことでしょう

とうか
いついつまでも
幸せでありますように

rikocherry

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涙と浄化

2015年08月26日 | 書き留めの詩





その状態が
たまらなく 気持ち良かった

素直に反応している
自分自身も
そして 押さえる事の出来ない
溢れ出る涙も
すべて 愛しく感じた

心の中の もやもやを
すべて浄化してくれるよう

時に泣く事も
ひとには 必要なのだと
改めて感じた
晩秋の午後



rikocherry









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