桜の木

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雨降りに想う

2024年07月01日 | 雑記
しとしと雨降り‥‥

静かに耳を澄ませていると
聴こえる筈のない懐かしい声が聞こえてくる

それは皆、もうこの世にはいない人

祖母だったり祖父だったり
そして母だったり
なにやら台所で祖母と母、母と娘である2人の
楽しげな声と夕食の支度で
まな板に包丁の当たる音がコンコンと響く

今夜のおかずは何だろう‥‥

聞き耳を立てようとすると瞬く間に
その音は全て消え、幻となる


幼い頃から現在も
雨音はいつも同じなのに
懐かしいと思える、この現象は
一人静かにしている小雨の時だけ

きっとその世界の中の私は
まだまだ幼い
















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2 コメント

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Unknown (なおとも)
2024-07-01 19:11:50
りこさん こんばんは!

今日は懐かしいような 幻想的な素敵な詩ですね。音の記憶って深く心に残りますね。子どもの頃の事を思い出しました。 なおとも
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Unknown (rikocherry)
2024-07-02 00:08:27
なおともさんへ
五感が覚えているその記憶が遠い昔にいざなってくれます
懐かしくて懐かしくて、時々昔聴いた童謡も聞こえたり‥‥
あたたかな気持ちになります
いつも気持ちに寄り添って下さり有難うございます💕
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