桜の木

日常のあれこれ
お出掛けや、ちょっとだけ演劇の事など

ユーミン

2024年03月04日 | 感想

 
気がついたら
いつもどんな時もユーミンの曲がそばにあった
アルバムが出れば飛びついて
コンサートにはチケットぴあの店舗に朝から並んだ
やっとの思いで手にしたチケット
大切に握りしめて何度となく行った代々木第一体育館
懐かしい
あんなに熱くなっていたのに
いつごろからだろう‥‥
コンサートから足が遠のいたのは

でもやっぱりユーミンが好き!



経る時
心ほどいて
霧雨で見えない
宇宙図書館
DESTINY
シーズンオフの心には
春よ来い


好きな曲が多すぎて
考えるだけで嬉しい

やはり私は、これからもすーっと
ユーミンファンだ❣️




      
















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涙の壺

2024年02月14日 | 感想
ちょっとしたドラマのシーンや
それもストーリーと言うより映像で
急に涙が止まらなくなる
それも堰を切ったように涙が止まらなくなる

今朝も先日、いつも見ている訳ではないけど
たまたま録画しておいた
「厨房のアリス」
火事の中、本棚の下敷き難いなった母親が幼い娘だけでも助ける為に
娘が手に持つお気に入りのウサギのぬいぐるみを、部屋の出口に向かって投げる
娘を部屋の外に行かせ助ける為に

勿論そのシーン、親子愛を描いた感動的なのだが
そこではなくて
投げられたうさぎのぬいぐるみの
飛ぶ姿と床に落ちた、そのぬいぐるみの後ろ姿のスローな描写が‥‥

何だろう‥‥ウサギが可哀想とか
娘が‥‥とか 母が‥‥とか
そう言うものでも無くて
上手く言葉に表現出来ない
そこ?と思われそうだけど

感覚が変なのかな?私


勿論子どもの頃、お気に入りのぬいぐるみはあったけど
毎週見ていたドラマでは無く
録画しておいたものを書類を整理しながら流していて
たまたま目に止まった、そのシーン

映像の中に見た者が意識もしない中で急に落とし込まれる?なんて表現は違う
語彙力の無さを露呈してしまうが
映像って‥‥凄いなと思った
そして、今は亡き母を思い出した

朝から号泣してしまったよ









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ドラマと‥‥色々思うこと

2024年02月08日 | 感想
医療ドラマも
ドキドキするストーリーから
絶対有り得ないから(笑)とツッコミたくなるものまで‥‥
その中で良かったなぁと思うのは

数年前に放送された「透明のゆりかご」
産婦人科クリニックでの新人ナースの成長と
彼女を取り巻くドクターやスタッフ
そして妊娠、出産を巡るあれこれ
とても繊細に感情が描かれていていた

そして今シーズン始まった
「お別れホスピタル」

私自身、産婦人科、終末期医療の緩和ケア病棟は実習経験はあっても実際にしっかりと勤務した事は無い
総合病院なのでひと通りは経験しても
結婚してからはクリニック勤務で循環器科ひと筋
なので、あーだこーだと批評出来る立場じゃ無いけど
でも、よくある医療ドラマの派手さは無いが、だからなのか逆に、とてもリアルに感じる

だってドラマの救命救急24時
実際に技術の素晴らしいドクターは勿論いらっしゃるし見て来たが、あれは‥‥と思ってしまう
いたら良いな〜進藤先生
なんてドラマだからケチつけるなら見るなって話よね



はじめて亡くなった方を実際見たのは親族では無く患者さんだった
その時の事は今でも鮮明に憶えている
自分が夜勤の時にも亡くなる方は勿論いらしたし、その中には幼い子もいた
一人一人バックグランドがあり
生きて来たストーリーがあり、
また入院され拘らせて頂いた時間があり
どんなにお見送りしても慣れるものではなかった

代々教職に就いている家系で
親戚に医師は何人かいても看護師を志し、その職種に就いている人間が誰も居なかったせいもあり
親からしたら未知の世界
体と心が壊れないかとか
昔の看護師の偏ったイメージがあったりと
色々不安要素ばかりだったのだろう
大反対され、その中で覚悟を決め受験勉強も必死に頑張り何とか1人前?ナースになれた

その中で成長して行く娘の姿を見て
反対したのが嘘の様に、とてもとても応援してくれた
一切愚痴は言わなかったが、やはり親、子どもがどんな状態なのか話さなくても察してくれていた様に思う
今の自分があるのは
患者さんのお陰
ナースの先輩方、励まし合った同期
そして家族のお陰
感謝
私の代から家系が教職では無く医療職に変わった
甥っ子に甥っ子のお嫁さん
そして、今頑張っている息子

何だかとても嬉しい
私の選択は間違ってなかったと思える
残り少ないナース人生
今は本当に、月に数度の
たまーーーにナースな私
最前線で管理職な同期もいれば
私みたいなナースも
働き方、歩みは色々
私なりに
頑張っていこっ❣️








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遡って

2024年01月30日 | 感想
今朝、ブログの閲覧履歴を見た時な
昨年の8月に書いた記事を読んで下さった方が複数いらした
たまたまキーワードの検索でヒットしただけなのかも知れないが、過去の記事に目を向けて下さるなんて
とてもとても嬉しい事


君死にたまふことなかれ - 桜の木

先日BSで放送され録画しておいたものを観た「マンゴーの樹の下で」ご覧になった方も多かったのではと思うが‥太平洋戦争中、フィリピンへタイピストとして派遣されたある日本...

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君死にたまふことなかれ

2023年08月28日 | 感想
先日BSで放送され録画しておいたものを観た
「マンゴーの樹の下で」
ご覧になった方も多かったのではと思うが‥

太平洋戦争中、フィリピンへタイピストとして派遣されたある日本人女性
米軍侵略により帰る術を失ってルソン島に逃れ 多くの命が失われたる中
「生き伸びよう‥生き伸びよう‥」と必死に生きようとした その実体験を手記にして書き残した物をもとにした作品である

憧れの女性である岸恵子さんと
「透明のよりかご」からずっと気になっていた若手の女優 清原果耶さん
内容は勿論、演技も素晴らしかった
が戦時下を生きてこられた方々の実際の体験は
ドラマチックに描かれた映像などとは程遠く
実際は私などが想像など出来る様なことでは無く、その数億倍、またそれ以上の計り知れない程恐ろしく悲しく苦しく辛いものだったのだろう

今の平和の有り難さは勿論のこと
争いから何一つ生み出されるものは無いこと
そしてニ度と繰り返してはならない事と強く感じた



話は変わるが

数年前 劇団に所属していた時分
与謝野晶子を題材にした作品で劇中に
「君死にたまふことなかれ」を読み伝えるシーンがあった
文面だけではなく感情面をもっと掘り下げて刻み込む為に意味と背景を理解し何度も読み込んだ
でもどうしても その奥がうまく表現できず
以前 森繁久弥が語った
「君死にたまふことなかれ」を音声で聴いた
森繁久弥の奥深く悲壮感に溢れた
その声に胸が苦しくなった
戦争をくぐり抜けて来た人の語る言葉は、その凄まじい地獄を知っているからこそ ひとの心を鷲掴みにして離さないのだろう


子どもの頃、何度かテレビで見たことのあるその人、
すっかり大人になった今、とても惹かれている


「君死にたまふことなかれ」
与謝野晶子

あゝをとうとよ、君に泣く
君死にたまふことなかれ
末に生まれし君なれば
親のなさけはまさりしも
親は刃をにぎらせて
人を殺せとをしへしや
人を殺して死ねよとは
二十四までをそだてしや。

堺の街のあきびとの 
舊家をほこるあるじにて
親の名を継ぐ君なれば
君死にたまふことなかれ
旅順の城はほろぶとも
ほろびずとても、何事ぞ
君は知らじな、あきびとの
家のおきてに無かりけり。

君死にたまふことなかれ
すめらみことは、戰ひに
おほみづからは出でまさね
かたみに人の血を流し
獣の道に死ねよとは
死ぬるを人のほまれとは
大みこゝろの深ければ
もとよりいかで思されむ。

あゝをとおとよ、戰ひに
君死にたまふことなかれ
すぎにし秋を父ぎみに
おくれたまへる毋ぎみは
なげきの中に、いたましく
わが子を召され、家を守り
安しと聞ける大御代も
母の白髪にまさりぬる。

暖簾のかげに伏して泣く
あえかにわかき新妻を
君わするるや、思へるや
十月も添はでわかれたる
少女ごころを思ひみよ
この世ひとりの君ならで
あゝまた誰をたのむべき
君死にたまふことなかれ




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