秋になって、今年もまた紅葉を見に
出掛けする事を楽しみにしていたのだが
色々な事があって、紅葉のタイミングを逃してしまい気が付けば、もう12月
月曜日、たまたま時間が出来たので、急遽、軽井沢に
紅葉は、既に終わってしまってはいたけれど、
初冬の軽井沢は、それはそれで、とても美しかった。
今回は、タリアセンで、のんびり過ごす。
平日のせいが、駐車場に車は疎らで
澄んだ空気に鳥のさえずり、風に揺られる木々の音だけが聞こえた。
毎回、訪れる大好きな「ペイネ美術館」
いつも以上に、他に誰も居なかったので、じっくりと時間をかけて観覧する。
ペイネの、とても深い夫婦愛
奥様を深く愛し、また奥様に深く愛され
世界は戦争や色々な出来事がある中、お二人の愛はいつも平和で強く優しい…。
今まで、何度も何度も訪れているのに
今回、気がつくと涙が後から後から流れて止まらなかった。
何故、涙が流れるのか、自分でもわからなくて慌ててしまった
どの絵も、私に優しく語り掛けてくれている。
明るい日差しと、ふわふわな雲の上に乗っているような気分
幼い頃に見た、まだ若い両親の姿とか、
子どもの頃の無邪気だった自身の姿とか…そして夫や子どもとか…走馬灯の様に次から次へと
何だろう、とても温かく愛おしく穏やかな不思議な気持ち。
これが、愛…なんだろうな、と思った。
その後、深沢紅子美術館なども、のんびり見て回り…。
明日の朝食にと浅野屋さんで、沢山バンを買い込み、軽井沢を後にした
静寂な時間が、とても素敵で心が洗われたように思う
今度、軽井沢に行くのは、雪が解けた春かな。
新緑の季節を、今から心待ちにしている