可愛くて、と〜〜っても年上のお婆ちゃん友だちがいる
彼女は私を友だちと思ってくれているかは不明だが（笑
両親より遥かに年上
その彼女との出会いは、かれこれ30年前になる
「何歳になった？」なんて聞いたら可愛い彼女は
「レディに歳聞いちゃいけないんだよ、でもね90とちょっと」なんて恥ずかしそうに小声で返ってくる
新人ナースの頃、勤務していた病院の定年間際の事務部長
今でで言う仕事の出来るバリキャリ？な感じだったのだが
歳を重ね体も人柄も丸く丸くなられ、腰もついでに丸くなられて当時に比べ本当に小柄になられた
またピシッとした雰囲気は見る影も無く消え去った代わりに、何とも言えない可愛らしさでいっぱいの、お婆ちゃんに華麗に変身されたのである
コロナ禍の時も一人暮らしの高齢の女性なので直接お会いするのを控えるようにしたが、その頃から時々お元気でお過ごしになられているか、気になって‥‥と言うか心配になり電話を入れている
先日久々に電話を‥‥
固定電話で発信すると詐欺防止のアナウンスがいつも通り流れ
私の名前を名乗る
すると彼女の可愛らしい声が受話器を通して聞こえてくる
「お元気でしたか？」と尋ねると
「何とか生きてますぅ
毎日テレビ体操をやってるの
その前にちょっとだけ散歩に行くのだけど最近は足腰が弱ってきたし転んじゃいけないから家の中を一生懸命歩いてるの‥‥
こんな婆さんに電話してくれる人は少なくなってきたの
嬉しい‥有難うね」って
彼女の声を聞いているだけで本当癒されてしまう
温かな湯たんぽのような人
これからも、どうかお元気で
居てくれているだけで嬉しい
最高齢の可愛らしい私のお友だち
