飛耳長目 「一灯照隅」「行雲流水」「万里一空」「雲外蒼天」

「一隅を照らすもので 私はありたい」
「雲が行くが如く、水が流れる如く」

心の発達と変化 ー知能の発達ー その2

2024年09月14日 05時06分02秒 | 体育科
もう少し説明を加えた。
子どもの一人に、自分の脳の入るくらいの大きさのかごを手のひらで作ってもらう。
新聞紙を一枚まるめて、その手のひらで作ったかごに押し込んだ。

「脳は、この新聞紙のようにしわしわになって頭の中に入っています。
 色は灰色でやわらかいのです。」

ここまでで脳の重さと知能とは関係ないことがわかったと思う。
では、知能を高めるにはどうしたらいいのか。
このことについて、子どもたちに考えてもらう。
一枚のプリントを子どもたちに配る。

そこには次のように書かれている。
「ネズミの子どもを図のようなア~ウの3種類のかごで25日くらい育てます。
 この場合どのかごのネズミでも、食べ物や飲み物は十分に与えます。」

「この三つの中で脳の働きが一番発達するのはどれですか。」
ア……12匹のネズミとおもちゃがたくさんある。
イ……3匹のネズミだけで特別のおもちゃはない。
ウ……1匹のネズミだけで特別なおもちゃはない。

・ア 23名
・イ 6名
・ウ 0名

アの理由
・おもちゃがあり、それを使っていろんな遊びができる。
・いろんな経験ができる。
・競争が生まれ、喧嘩もおこり、それも経験になる。
・仲間がいるのでいろんな経験ができる。

イの理由
・アは狭い場所に数が多すぎる。
・やることがなく、ゆったりとしているから。
・おもちゃがないので、気が散ったりすることがないので余計なことをしない。
・数が少ないのでゆっくり接することができr。

説明
「アのかごのネズミの脳が一番発達するそうです。
 アのかごでは、おもちゃや仲間同士で遊ぶ中で多くのことを学び、脳も大きく発達するのです。
 逆に、ウのかごの中にあ、何もなく仲間もいないために学ぶことができません。
 その結果、ネズミの脳は、後戻りするそうです。
 このよぅに脳を発達させ、知能を高めるには多くの生活経験や学習経験が重要になるのです。」
「知能は、グラフにように、5年生から中学生くらいに著しく発達します。
 したがって、この時期にいろんな経験をしたり、学習したりすることで、さらに知能を高めることができます。」

saitani