飛耳長目 「一灯照隅」「行雲流水」

「一隅を照らすもので 私はありたい」
「雲が行くが如く、水が流れる如く」

コーチメモ その7

2012年04月30日 07時09分45秒 | バスケットボール
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夏休み前からの変更に関して理解がまだ徹底していない。
それは毎回感じることであるが、まず自分がチーム自体の方策を理解することが大事だろう。

チームには2種類ある。

それぞれが自分の力を出し切るがそれ以上ににはならないチーム。
それぞれが力を出し切ることによりプラスアルファを生み出すチーム。

こんな言葉がある。

努力は
足し算にもなれば、
掛け算にもなる。

(ロングテール)

バスケットの場合は5人の選手がコートに立つ。
5人のメンバーがそれぞれが力を出した時に、1 + 1 + 1 + 1 + 1 = 5となる。
しかし、それぞれの能力が高くても一人戦略を理解しない選手がいると2 x 2 x 2 x 2 x 0.25 = 4になってしまう。

チームとしてどんな戦い方をしなければいけないものか。
それぞれのチームには、必ず弱点があるはずだから、それがうまくカバーできる努力をする必要がある。

もし、努力や実力の段階ですでに問題があるとすれば、本番でそれをカバーできる作戦をもっていなくてはいけない。

大切なのは、一人一人のレベルがどういうレベルで、チーム全体としてはどういうレベルのものか、ということである。

それに合わせた努力をすることも重要である。

足し算で戦うチームか。
掛け算で戦うチームか。

自分のチームはどういうビジョンをもつのかを一人一人が考える必要がある。
そうすれば自ずと道は開ける。

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自主練習が行われました。
なぜ自主練習に参加するのでしょうか。
参加したい気持ちがあるから行くという単純なものかもしれませんが。
しかし、自分から上手になりたいという意欲なしには続かないのも事実です。

息子も中学校時代は、1週間のうち5日間はバスケットの練習をしていました。
部活が終わってから、食事をしてすぐに行っていたわけですから、体力的にはつらかったと思います。
勉強もせずに体育館に通ったわけですが、送り迎えも結構たいへんだったことを覚えています。
それでもミニバス経験者の選手には追いつくことはできず、高校を卒業する頃に「俺もミニバスを経験していれば、もっとうまくなれたかもしれない。」と言っていました。


質量転化という言葉がありますが、自主練習も当然上達には不可欠です。
進歩するにはある一定の練習量が必要で、その膨大な練習量を突き抜けた先に上達や次のステージが用意されています。
ある程度の練習量が確保されなければ質的向上もないということです

saitani
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