飛耳長目 「一灯照隅」「行雲流水」

「一隅を照らすもので 私はありたい」
「雲が行くが如く、水が流れる如く」

コーチメモ その4

2012年04月30日 07時01分52秒 | バスケットボール
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一人一人の責任も明確になってきました。
漠然とした考え方からは曖昧な状況判断しか生まれません。
スポーツに限らず、具体的な行動は、具体性のある考えから生まれます。
自分の力を最大限に生かすには、何をしなくてはいけないのか。
自分が何をしたいのかという気持ちが大事です。

さらに言えば、具体的である評価は、自分だけでなく周りの人間に本人が何をしたいのかがわかるということがあります。
これまでの積み重ねに自信をもってプレーしてほしいと思います。

自信というのは人から言われて生まれるものではなく、自分を信じると書くように、自分はできると信じることから生まれます。

勝ちたいという思いをあきらめた時に敗北が決まるのです。
勝ちたいという気持ちを持っている限り敗北はないのです。

ひとつひとつ目の前にプレーに集中しましょう。
集中のバロメーターは声を出すことです。
これまでに鍛えた体力と、磨いた技や心は必ず「未来の勝利」に導いてくれる力になっていくはずです。

この世に本当に強いチームなど存在しません。
存在するのは、己の弱さに甘んじているチームとひたすら強くなろうと努力しているチームがあるだけです。

目標達成に向けてファイト!!

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今日はチームの悪い面が多くでた試合だった。
選手のモチべーションやバスケットボールに関する考え方も今一度、見なす必要性を感じた試合だった。

多くの反省点もあるが、観点を変えてみれば重要な試合だったとも言える。

子どもたちに聞いてみる。
「成功の反対は何ですか?」
迷わず答えるだろう。
「失敗です。」
辞書に載っている反対語はこれで正しい。
また、実生活でもこうとらえる人は多いと思う。

しかし、ポジティブな考え方をしてみると答えは違ってくる。

どうして敗北という結果になったかは、話したとおりである。
敗北の原因もわかっている。
しかし、問題は選手たちがその敗北の後どうするか、ということだ。

二度と同じことが起こらないように、敗北の原因を追究することが必要だ。

敗北は反省材料ではあるが、恥ずかしいことではない。

今一度言う、大切なのは、成功した後、失敗した後に、何をするか、ということなのだ。

そこを見失うと、ホメられることも、責められることも、何の意味もなくなってしまう。

人間はそもそも失敗をするものである。

人は間違ったり、失敗したことのみによって責められることはない。
多くは、失敗の後に改善策を考え、行動に移さないことを責められる。

成功の反対は失敗ではなく、「成功するための経験」なのである。
子どもたちのバスケットボールに対する姿勢を含めた、巻き返しを期待したい。
それがきっとできると信じている。

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結果は厳しいものとなりました。
結果は現実として受け入れましょう。

一緒にベンチに入っていくれたOGの選手が多くのアドバイスをくれました。
その中に「表情がかたいのでもっと笑顔でプレーした方がいい。」というのがありあました。
もっと声を出して、試合に集中することが必要です。
声を出している選手は試合に集中していることがよくわかります。

よく、最近のアスリートたちは「試合を楽しみたい。」という言葉を口にしますが、この楽しみたいということを取り違えているようにも思います。

楽しむ、英語ではENJOYですが、これは単純な楽しむではなく、いいプレーをする意味での楽しむではないでしょうか。
競技スポーツは、勝つという結果があってこそ、楽しいという気持ちが生まれます。
それはどんな理由をつけようと否定することはできません。
もし、負けて楽しいという気持ちだったら、チームは絶対に勝てないと思います。

コートでプレーしてる選手ももちろんのこと、ベンチにいる選手たち全員がこの喜びと悔しさを共有しているでしょうか。
この共有から、本当のチームワークは生まれると思います。

気持ちを行動に結びつけましょう。

saitani
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