飛耳長目 「一灯照隅」「行雲流水」

「一隅を照らすもので 私はありたい」
「雲が行くが如く、水が流れる如く」

秘密結社Ladybirdと僕の6日間

2024年06月17日 05時32分14秒 | 人生論
喜多川泰氏の本より。

人生の学びなんてものも、同じようなもんだ。
言葉にしたらたいしたことじゃない。
でも、同じ言葉を耳にしても、それまでの経験からその言葉が、人生を変えるような衝撃をもたすこともあれば「へえ」で終わってしまうやつもいる。
俺たちが、お前に教えてやれることは、言葉で言えば、それほど難しいもんじゃないし、目新しいものじゃないかもしれない。
でも、それが、人生を変える衝撃をもたらす、そんな生き方をお前がするしかないんだよ



そうだ。
今までお雨が保科や本庄、御堂から聞いてきた話も俺がこれからする話も、すべて種でしかない。
お前が持って帰って育てようとしたら、芽を出させるのすら大変なことだとわかるだろう。
それでもあきらめずにしっかり世話をして、何年も大事に大事に育てれば、そのうちたくさんの実をつけて、それを楽しむこともできるし、更にたくさんの種を生み出すこともできる。
でも、持って帰って育てないなら、いつまで経っても種でしかない。
どんなに素晴らしいことを知っていても、それを実際に行動に変えて、自分の中で何年もかけて大事に育てなければ、この種と同じだ。
手元にあるのに、いらないものとして捨てられて終わり。
全く意味がない。
いいか。
一生かけて、俺たちから教わったことを自分の中で大きく育てていくんだ。
それはお前の人生を支えてくれる柱になる。
そんな柱を作る覚悟を持て。
わかるか。


「ふさわしい人」 三年五組 二階堂肇

僕は、正月になると神社で毎年お願いをしていることがある。
それは、
「僕は努力をする。だから、それにふさわしいものを与えてください。」
という言葉だ。
それ以上でも嫌だ。
それ以下でも嫌だ。
自分の努力にふさわしいものが、自分の将来に手に入るそんな生き方をしたい。
そして、それが与えられることを信じている。
だから、僕はどこまでも、どこまでも頑張る人でいたい。
僕は、自分のやってきたことにふさわしい人になりたい。


働くというのは、誰かと交わした約束をしっかりと守るっていうこと成立するんだ。
一方で、受験勉強はどうか。
そうだ、自分との約束を守ることで成立する。
どっちが難しいかは人によって違うだろうが、多くの人にとって、断然、自分との約束を守ることの方がはるかに難しいことだ。
だから、ダイエットグッズがいつまでも売れる。
みんな自分との約束を守れないからだ。
自分の夢に実現も同じだろ。
誰かと約束するわけでじゃない。
自分との約束だ。
だからそれを守りきれる強い意志と精神力をもった人だけが、それを成し遂げることだできる。
肇が秘密結社を作った一番の理由はそれだろう。
つまり、自分と約束を守るためのひとつの手段として、秘密結社ってことを考えついた。

saitani

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