RIZING スタッフBLOG

PA現場日記、機材紹介、通販速報!
音響屋目線ブログ。

ディナーSHOW

2009年07月07日 | 現場
先週末は、久々ディナーショー現場でした。

ディナーショー・・・
リハと本番ではガラッと音が変わります。
人が入って、料理も入って、お酒も入って・・・
宴会コンサートみたいなものです。
動員+各スタッフ+ギャルソンなどで約300人がこのスペースに!
なんで、アウトシステムはガツンとXa2


フットにD12W
サイドフィルにSX300
(中抜け対策もSX300)

今回は横に長~い会場となりました。
当初、スピーカーの位置などお客さんの目線にかからず、そしてサウンド面は会場内満遍なくカバーできるか・・・?など不安もありました。
こんな時はラインアレイが良いな~水平120度、Xa2の兄貴分のcobraなんかも!
Xa2は背高なんでこんなホテル現場ではイントレ要らずで仕事を減らしてくれたりして本当に重宝します。しかし、指向角度。
ローは無指向、Xa2はこの辺もっとも得意とするんで、あまり気にしてません、空間内にあれば十分鳴ってくれます。人がローを遮るようなことは今回の会場クラスならありません。
ただハイボックス
垂直は40度。
まぁ勢いがあるんで垂直はあまり気になりませんが、水平75度・・・決して広くはありません。
でも今回その辺は、うまい具合にSX300でカバーできたと思います。
ちょっと一体感を出すためにチューニングには苦戦しましたが・・・
Xa2のローといい感じに絡んで、
良い音、出てました!
昨今満足度、一番の現場になったと思います。外音は。

でも課題もあって、今回は搬入経路が異状に長く(以前ブログリポート済み)、やや機材を少なめにしました。
その結果、アンプ1台減

中抜けL/中抜けR
フットパラ/サイドパラ←×
メインL
メインR

サイドをパラっちゃったんで、上下(かみしも)が同系統に。
ステージ、歌い手さん、動き回ってスピーカーの前・・・
ハウリが怖く、思うほど鳴らせない・・・
歌い手さん、「サイド上げて」のサイン・・・だけど十分には鳴らせない、75%くらいが限界、ちょっと回りそうase2
通常は動いた方向を絞って、逆方向を上げてカバーしたりするんですけど。。。
今回はできない。搬入出の労力をちょっとケチったばっかりに・・・反省です。

あと、会場は満席、通路の確保、安全面を考慮すると、もはやPA席の確保が難しい!!と当日にホール管理者。
100歩譲って、通路でのPA席を承諾しました。

画像でわかりますでしょうか?
厳密に言うとホール外、でも扉を開けてなんとかホール内。
ここは、譲っちゃいけない箇所でした。
音が違い過ぎ!
出だしで感覚は慣れてバランスも取れるようになるんですが、やはりあまり気持ちの良いものではなく、オペ担当/土屋は終始不安なオペだったと思います。

現場・本番では打ち合わせ以外、想定外のことが勃発・・・
でもその一つ一つが経験値となって行きます。
大きなミスが無かったから言えることですが、今回も良い経験になりました。
関係者皆様、ありがとうございました。

では。