mapの出典:気象庁 http://www.jma.go.jp/jp/quake/6/20151114055954495-140551.html
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┗■ 平成27年11月14日05時59分 気象庁発表
14日05時51分頃地震がありました。震源地は薩摩半島西方沖(北緯30.9度、東経128.7度、枕崎の西南西160km付近)で,震源の深さは約10km,地震の規模(マグニチュード)は7.0と推定されます。各地の震度は次の通りです。
鹿児島県 震度4 鹿児島市東郡元 鹿児島市祇園之洲町 鹿児島市喜入町 鹿児島市桜島赤水新島
南さつま市大浦町 屋久島町口永良部島公民館
震度3 鹿児島市下福元 鹿児島市本城 枕崎市高見町
阿久根市鶴見町* 鹿児島出水市緑町 鹿児島出水市野田町 鹿児島出水市高尾野町
指宿市山川新生町 指宿市十町 指宿市開聞十町
長島町獅子島 長島町指江 長島町伊唐島
薩摩川内市中郷 薩摩川内市神田町 薩摩川内市祁答院町 薩摩川内市樋脇町 薩摩川内市下甑町青瀬 薩摩川内市上甑町 薩摩川内市下甑町手打 薩摩川内市里町 薩摩川内市鹿島町
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┗■ 九州電力川内原発1,2号機
所在地:鹿児島県薩摩川内市久見崎町1765−3
九州電力によると,震度3を観測した薩摩川内市にある川内原子力発電所は,地震による異常は確認されていないということです。
川内原発は,新しい規制基準のもとで,全国の原発で初めて1号機がことし8月に再稼働し,2号機も先月,再稼働しました。
■巨大噴火で,全電源喪失のリスク
九州電力は<巨大噴火が起きる可能性は低い><噴火は監視できる> とし,噴火の兆候があれば核燃料を外に運び出すと主張している。だが,巨大噴火の可能性は低いのか,噴火を予知できるのかは疑問である。御嶽山の噴火は, 専門家も予測できなかった。もし,突然,大噴火が起き,川内原発が火砕流に直撃されたら大惨事になるのは必至である。また,火山灰や噴石で送電線が切断されると,何が起こるか分からない。福島原発のように“全電源喪失”に陥り,メルトダウンが起きるかもしれない。
九州には,17の活火山がある。
出典:気象庁HP http://www.data.jma.go.jp/svd/vois/data/fukuoka/volcanofk.html
>>>桜島 噴火警戒レベル3(入山規制) 北岳4合目「湯之平展望所」(373m)まで登山可能
大正噴火前,2万人を超えていた桜島の人口は,100年を経た今,4分の1以下の5000人弱に減った。爆発的噴火は4年連続で800回を超え,降灰による農作物被害や噴石による損壊被害は,今もしばしば起きている。
多くの登山客が訪れていた桜島だが,1955年10月,南岳の噴火で飛んだ噴石が,北岳の火口底で休憩中の学生らを直撃し,1人が死亡,9人が負傷し た。以来,南岳火口から半径2キロが立ち入り禁止となった。2006年年6月には昭和火口から半径2キロも加わった。現在,北岳4合目の「湯之平展望所」 (373メートル)が,人が立ち入ることのできる最高地点となっている。
>>>阿蘇山 噴火警戒レベル2(火口周辺規制) 火口周辺立ち入り規制
熊本県の阿蘇山は,8月30日にごく小規模な噴火が確認され、噴火警戒レベルが火口周辺への立ち入りを規制する「2」に引き上げた。9月6日以降は,噴火は確認されていないが,火山性地震などは多い状態が続いている。このため,阿蘇山を観測している福岡管区気象台では,引き続き火口からおよそ1キ ロの範囲には立ち入らないよう呼びかけてる。
阿蘇山の中岳では,1979年の水蒸気爆発による噴火で3人が死亡,1997年11月には火山ガスの噴出によって観光客2人が死亡する事故が起きている。
>>>霧島山(新燃岳) 噴火警戒レベル2(火口周辺規制)
新燃岳で2011年1月に起きた52年ぶりの爆発的噴火を受け,同年に観測機器を設置してから初めての観測で,気象台は噴気や火山ガスなどが噴出する可能性があるとして注意を呼び掛けている。新燃岳のマグマだまりは,山から北西数キロの地下深くにあると推定されている。
>>>独メルケル首相:「脱原発の理由,福島事故を目にして…」
毎日新聞電子版 2015年03月09日 20時09分 http://mainichi.jp/select/news/20150310k0000m030052000c.html
◇講演で「原発には予想できないリスク生じることを認識」も
来日したドイツのメルケル首相は,東京都内での講演で,ドイツが2011年3月の東日本大震災直後に,エネルギー政策を転換して脱原発を決定した理由に ついて「極めて高度な科学技術を持つ国で福島のような事故が起きたのを目の当たりにし,(原発には)予想できないリスクが生じることを認識した」と述べた。
福島第1原発事故を受け,メルケル政権は 22年までに原発を段階的に停止し,再生可能エネルギーを拡充する政策へと転換した。メ ル ケル氏は「(脱原発は)長年原子力の平和利用を支持してきた人間による,政治的な判断だった」と述べ,自らが物理学者として抱いていた原発の安全性に対する考えが揺らいだことを明かした。
前作,『原発ホワイトアウト』を凌ぐディテールと迫力。 「原発再稼働」が既定路線のように進む日本……しかし,その裏には真っ黒な陰謀が渦巻いていた! いったん「原発再稼働」を認めれば,「発送電分離」は不可能となる……そのカラクリを暴いていくと驚愕の真実にぶち当たった……そう,「原発再稼働」で殺されるのは,大都市の住民なのである。 自分の家族の命と財産を守るため,一読を!
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原子力ムラの“最深部”を暴露した現役官僚が再び問う、原発再稼働がもたらす「最悪の結末」-
霞 が関で働く現役のキャリア官僚の話題作,『原発ホワイトアウト』の続編が『東京ブラックアウト』。著者の若杉冽(わかすぎ・れつ)氏が描くのは,「某国」 のテロリストが高圧送電線網を破壊したことをきっかけに,深い雪に閉ざされた日本海側の原子力発電所で重大事故が発生。首都・東京をはじめ,日本全体が再 び深刻な危機へとのみ込まれてゆく…というストーリー。
原発推進、再稼働に向けた動きが着々と進み,その一方で事故が起きた際の避難 計画は穴だらけです。避難計画を策定している官僚自身も,住民に説明する自治体も,当の住民だってそのことをわかっているのに,誰も再稼働への流れを止められない。こうした現状に対する「怒り」がこの作品の根底にある。
東京ブラックアウト | |
若杉冽著 |
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(講談社 1600円+税) |
原子力ムラから政治家へ金が流れる仕組み…。政治,官僚,産業界が一体となってつくり出している「原子力モンスターシステム」の全貌を暴露して話題 となった 『原発ホワイトアウト』から約1年半。著者で現役官僚でもある若杉氏が,多くの国民の声を無視して進められようとしている原発再稼働のウラにある欺瞞だらけの避難計画の中身と、懲りない原子力ムラの内情を再び告発する。
**************『原発ホワイトアト』 *******************************
▼(45)
年の瀬は典型的な冬型の気圧配置となった。爆弾低気圧ともいわれる急激な天候の変化が日本列島を襲った。
一二月二八日の仕事納めから三日連続で激しり降雪が続き,日本海側の山沿いでは、一気に五メートル超の積雪となった。海沿いは積雪量が少ないと一般的には言 われるが,平野部でも積雪は二メートル,海岸線沿いでも積雪は五〇センチメートルを超えた。
仕事納めが終わり,発電所の人員も最小限の態勢となった。大晦日の三一日、昼時は一時暖かくなり、雪が雨に変わったが,夕方に再び冷え込みが厳しくなると,根雪の上に降った雨の水分が雪を凍らせていった。・・・・・・・(略)
『原発ホワイトアウト』 286~ 287ページ
▼ (47)
「関東地方で大規模な停電が発生,原因は調査中」とのテロップがNHKの「ゆく年くる年」の放送の途中に流れたのは,新年を迎える数分前だった。
停電が起きたのは関東地方の50万世帯だったが,停電を食らった世帯ではテレビでテロップを確認することもできず,不意の停電に不吉な予感を覚えてはいたが,多くの人間はそのまま床についた。たいていの場合,大雪のせいによる停電なのだろう,くらいにしか受けとめられていなかった。
翌、元日の早 朝六時から、官房長官の緊急記者会見が官邸で行われた。「昨夜二一時前、関東電力の高圧送電線の鉄塔が倒壊する事故があり,新崎原発が緊急停止いたしました・…・・現在、原子炉を非常用電源で冷却中であります。 ・・・・・・・・・
周辺住民の方々は,冷静に対応願います。この事態によりまして,関東電力の供給区域内で,現在,五〇万世帯に停電が起きておりますが,順次復旧する見込みであります」 。
緊張した両持ちで官房長官がこう述べる。
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p295)
新崎原発では,午前七時の段階で,原子炉を冷却中のバッテリー電源の残量がほとんどなくなりかけていた。そのため,非常用のディーゼル発電機を始動させようと,現場の当直の作業員が努力していた。
前日夕方からの冷え込みは非常に厳しく,気温は,氷点下九・五度に達していた。キンキンに冷え込んでいるためか,ディーゼルl・エンジンがかからない。軽油に含まれる成分が気温の低下によって流動性が低くなり,フィルター部で燃料を詰まらせていたのだ。燃料が詰まると,当然,エンジンには燃料がいかない。
作業員は,エンジンをかけようと焦る。ただ、原子炉についての知識はあるが,ディーゼル・エンジンについての基礎知識は欠落していた。作業員にはディーゼル・エンジンが始動しない理由がわかっていなかった。
新崎原発の所長は,正月休みをとって,東京へ帰省していた。作業員が昨夜から中央制御室に詰めている所長代理に無線電話で連絡を入れる。
「ディーゼル・エンジンがかかりません!」
所長代理が怒鳴る。
「そんなことあるか,馬鹿野郎!」
午前七時半にバッテリー電源が切れたあと原子炉の圧は急速に上昇し始めた。俄然,中央制御室の緊張が,原子炉の圧の上昇に比例して,ぐんぐんと上り詰めていった。
所長代理は,外部電源車の出動を命じた。
外部電源車は、フクシマの事故の反省から,原子炉のある海岸線から少し離れた高台の車庫棟のなかに格納されていた。作業員が外部電源車の車庫棟に向かおうとするが,そこに行く道は,五〇センチメートル以上の深い根雪に覆われていた……吹雪も強まっていた。
「車では近づけません!」
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『原発ホワイトアウト』 292~ 293ページ
原発ホワイトアウト | |
若杉冽著 ・現役キャリア官僚による告発の書。 |
|
講談社刊 |
内容紹介
キャリア官僚による、リアル告発ノベル! 『三本の矢』を超える問題作、現る!!
再稼働が着々と進む原発……しかし日本の原発には、国民が知らされていない致命的な欠陥があった!
この事実を知らせようと動き始めた著者に迫り来る、尾行、嫌がらせ、脅迫……包囲網をかいくぐって国民に原発の危険性を知らせるには、ノンフィクション・ノベルを書くしかなかった!
目次
第1章 選挙の深奥部
第2章 幹事長の予行演習
第3章 フクシマの死
第4章 落選議員回り
第5章 官僚と大衆
第6章 ハニー・トラップ
第7章 嵌められた知事
第8章 商工族のドン
第9章 盗聴
第10章 謎の新聞記事
第11章 総理と検事総長
第12章 スクープの裏側
第13章 日本電力連盟広報部
第14章 エネルギー基本計画の罠
第15章 デモ崩し
第16章 知事逮捕
第17章 再稼働
第18章 国家公務員法違反
終章 爆弾低気圧
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