>>> かつお節,ピンチ=南太平洋,入漁料の大幅引き上げ >>>
かつお節の原料となるカツオの一大漁場であり,日本国内のかつお節需要の約7割を賄っている 太平洋の南方海域 (-赤道付近のミクロネシア連邦やパプアニューギニア、キリバスなど8カ国の排他的経済水域(EEZ)-)での,周辺国に支払う入漁料の大幅引き上げにより,漁業者からは「このままでは操業が困難にな る」との声も上がっている。
この海域で獲られたカツオの漁獲の多くは,枕崎港(鹿児島県)や焼津港(静岡県)などで水揚げされ,国内のかつお節需要の約7割を賄っている。
こうした厳しい状況の中で,鹿児島県枕崎市のかつお節業者らによる,フランスでのかつお節工場の建設,現地生産計画が進んでいる。
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┃★┃ 枕崎市のかつお節業者らがフランスにかつお節工場を建設へ
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コンカルノ市町並み ※KTS鹿児島テレビ ニュース画面より
だしを効かせる和食の良さが世界的に認められつつあるる中,建設枕崎市のかつお節業者らがフランスにかつお節工場を建設する計画が進んでいる。
フランスでのかつお節工場は,枕崎市の水産加工業協同組合(加盟53社),かつお節業者など計10社が5千万円を出資して設立した会社「枕崎フランス鰹節」が工場の建設を計画しているもの。建設地は,大西洋に面する仏西部ブルターニュ(Bretagne)地方の港町コンカルノ市(Concarneau)である。ブルターニュ地方と枕崎は風土や産業などに共通点が多いことから,現地でのかつお節生産に期待が寄せられている。
和食が注目される中,かつお節はヨーロッパでも一定の需要が見込めるが,水揚げから製造までの過程における衛生管理やかつお節にこげがあることなどが,欧州連合(EU)が加盟国に課している食品輸入基準を満たさず,日本からのかつお節輸出は難しい。そこで,フランスにカツオ節工場をということになった。
「枕崎フランス鰹節」によると,原料のカツオはインド洋で調達し、基本的に日本と同じ方法で製造する。手続きなどが順調に進めば工場はことし9月着工の見通し。1日200キロ生産する計画。
ここで生産されたかつお節かつお節は,日本食レストランに限らず,EU圏内の様々なジャンルのレストランへの販売を目指している。
なお,東京のフランス大使館によると,フランスでは日本食の人気が高く,かつお節の需要はあるとする。
※KTS鹿児島テレビ ニュース画面より
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かつお節,ピンチ=南太平洋,入漁料の大幅引き上げ
太平洋の南方海域 (-赤道付近のミクロネシア連邦やパプアニューギニア,キリバスなど8カ国の排他的経済水域(EEZ)-)で操業する日本のカツオ・マグロ漁船は,周辺国 に支払う入漁料の大幅引き上げにあえいでいる。ここは,かつお節の原料となるカツオの一大漁場であることから,漁業者からは「このままでは操業が困難にな る」との声も上がっている。
この海域で獲られたカツオの漁獲の多くは,枕崎港(鹿児島県)や焼津港(静岡県)などで水揚げされ,国内のかつお節需要の約7割を賄っている。
日本の巻き網船は,水揚げ高の5%程度を入漁料として払ってきたが,2012年から操業日数に応じて入漁料を課す方式に変更となった。 2012年は1日当たり最低5000ドルだったが,2014年は6000ドル,今年は8000ドル(約98万円)と値上げが続いている。
これにより,1隻 当たりの負担は導入前に比べ4~5倍に膨らみ、年間支払額は約2億円に上るという。
入漁料の大幅引き上げに加えて,魚価の低迷,海外の大型船との競争,燃油コストの上昇と遠洋漁業を取り巻く経営環境は厳しさを増している。
業界団体などは政府に入漁料の補助などを求めている。水産庁は「直接支援は難しい」とし,巻き網船の規制緩和や経営規模の拡大などによる支援策の検討を始めている。
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┃★┃ 枕崎市 / かつお節の生産量日本一
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鹿児島県薩摩半島の南端に位置する枕崎市は,東は南九州市知覧町,北は南九州市川辺町および南さつま市加世田,西は南さつま市坊津町に接し,南は広大な東シナ海に臨む景勝の地にあり,その形状はほぼ五角形である。
市域は,東西12km,南北10kmで,面積74.88平方メートル。平均気温は,約18度,年間降水量は平均2000ミリで,温暖で比較的多雨な土地である。
鹿児島県枕崎市は、市制施行40周年を記念して始めた現代美術の全国コンクール「風の芸術展」にちなんだ作家の手による立体作品を、市内の街路に設置する「文化の風まくらざきアートストリート」整備事業を進めている。
市内の観光施設をアートストリートで結び、観光客には散策しながら観光名所を周遊してもらうのが狙い。
◆ 本土最南端の始発・終着駅のJR枕崎駅
レトロ調の駅舎は六角形の屋根が特徴的な木造平屋である。記念撮影用のデッキなども設置されている。いぶされたかつお節工場の壁の色を基調に“枕崎カラー”を出している。駅舎内には枕崎に伝説が残る「山幸彦」,駅舎近くに「かつお節行商」の像を設置している。
▼出会いの広場 「新駅舎とかつお節行商の像」
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◆指宿枕崎線 - 路線総延長 87.8km
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指宿枕崎線(いぶすきまくらざきせん)は、鹿児島県鹿児島市の鹿児島中央駅から鹿児島県枕崎市の枕崎駅に至る九州旅客鉄道(JR九州)の鉄道路線(地方交通線)。JRグループで最も南を走る路線。 鹿児島市と温泉地指宿市および港町の枕崎市を結ぶ観光の足であり,鹿児島市への通勤・通学路線ともなっている。
▼「アートストリート」
枕崎駅は,日本本土最南端を走るJR九州指宿枕崎線の始発・終着駅である。そこからまっすぐのびる枕崎市役所前通りは,アートなオブジェが立ち並ぶ青空美術館になっていて,その名も「アートストリート」。
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