blog ☆ The ROCK ORGAN ☆

オルガン弾き itoの日常

お疲れ様です

2014-11-28 12:03:06 | インチキ技術者
オルガンロケットカンパニー

今日の現場終了♪




と言うわけで今日はオルガン師匠に依頼され

インチキ修理屋の腕をふるってきたのであった。


まずは、こちら日本ハモンドB250オルガン。



下鍵盤Eの音が鳴りっぱなしの症状。

とりあえず中身を目視チェックするものの、

う~ん、判らん。


そしたら師匠が”このEの鍵盤だけが少し持ち上がってるんだよね”と。。


ん?

確かに鳴りっぱなしの音はその鍵盤らしい。


ではそこを見てみますか?

はい!


治りました。

結果、見た目に鍵盤は持ち上がっているのだが中身の接点を押す部分は他の鍵盤より落ち込んでおり
鍵盤を押す前からすでに押した状態になっておりました。

このオルガンの鍵盤と中身のフレーム?って言うのかなはかなり華奢なので手荒い演奏する方は要注意ですな。



さてお次はこちら



レスリースピーカー。トランジスタの9ピンモデルLeslie710


こちらのトラブル内容は
①B250の11ピンから9ピンへの変換器経由で鳴らすと横っちょについてる回転しないスピーカーは鳴るが
肝心の回転スピーカーからは音が出ないという症状。

②さらには本来スロー/ファストのスピードコントロールがストップ/ファストになってしまっているとの事。


現地に着くまでにあれこれ考えていた故障パターンは

①-a)変換器のアウトプットから回転しないスピーカーにしか音声信号が出ていない。
①-b)レスリー本体のアンプ部故障で回転スピーカーが鳴っていない。

②-a)変換器からスローにするための信号が出ていない。
②-b)レスリー本体のスローモーターの故障。


まず①の方は考えていたふたつの原因ではなく、レスリー本体に付いているバランス調整ボリュームの接触不良で
回転スピーカー側が鳴っていなかった。→いじっているウチに治った。。

②の方はレスリーのスロー回転の状態を目視でチェックしたところ
モーターは動いているがその回転がプーリーに伝わっていないことが判明。
→摩耗しているゴム製部品を手持ちの中古パーツと交換し、あとは調整(これが微妙なのだが)を繰り返し結果OK。


これで今日のミッションは終了。

おおー!結構スムーズに事が運んだ。

工具類を片付けていると師匠が『このL型のリバーブがね、効かないのよ』と・・・

ハイハイ、見てみましょう。

師匠にパラパラと弾いてもらい自分は裏側を覗き込みスプリングリバーブユニットにつながる配線を
順番に弄っていくと・・・ハイ!

治りました。


ちなみにL型と言うのはこれまたハモンドオルガンの超古いモデルですね。
(写真は無し)


その後お昼をご馳走になりながらしばしのオルガン談義。

また何か不具合があれば呼び出される約束?をし別れた。


そんなオルガンロケットカンパニーな一日♪








あ、師匠がそのL型を弾く動画があったから貼っておきますね。




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