実家の箪笥の奥から
10年以上前に知人からいただいていた
ちりめんの反物がでてきた。
帯締め模様の入った白の反物。
染めてつくるものらしい。
着物をつくるにあたって
何色に染めるか、
紋を入れるかどうかを決めねばならなかった。
そんなとき手に取ったのが
青木玉著「幸田文の箪笥の引き出し」。
季節やTPOなどを考慮して
みごとに粋に着物を着こなした母、幸田文の
“着物のある日々”が娘、青木玉によって綴られている。
着物一枚一枚に纏わるさまざまなエピソードも楽しく、
また愛用の着物の写真も豊富に掲載されていて興味深い。
色、模様、布地・・・
見ていて飽きない。
着物好きの方にはもちろんご一読をオススメするし、
露伴はじめ幸田家の人々の日常の姿が目に浮かんでくる文章は
「小石川の家」に通じるものがあり、
その時代の風景をリアルに伝えてくれる。
6月になりました。
夏になると気軽に着られる浴衣姿の人が増えますが
少しでも着物に興味のある人は
「幸田文の箪笥の引き出し」をちょいと覗いてみませんか?
10年以上前に知人からいただいていた
ちりめんの反物がでてきた。
帯締め模様の入った白の反物。
染めてつくるものらしい。
着物をつくるにあたって
何色に染めるか、
紋を入れるかどうかを決めねばならなかった。
そんなとき手に取ったのが
青木玉著「幸田文の箪笥の引き出し」。
季節やTPOなどを考慮して
みごとに粋に着物を着こなした母、幸田文の
“着物のある日々”が娘、青木玉によって綴られている。
着物一枚一枚に纏わるさまざまなエピソードも楽しく、
また愛用の着物の写真も豊富に掲載されていて興味深い。
色、模様、布地・・・
見ていて飽きない。
着物好きの方にはもちろんご一読をオススメするし、
露伴はじめ幸田家の人々の日常の姿が目に浮かんでくる文章は
「小石川の家」に通じるものがあり、
その時代の風景をリアルに伝えてくれる。
6月になりました。
夏になると気軽に着られる浴衣姿の人が増えますが
少しでも着物に興味のある人は
「幸田文の箪笥の引き出し」をちょいと覗いてみませんか?