コエトオトからはじまる

コエトオトが発信する、発見と創造のブログですコエトオトのパフォーマンスをお見逃しなく!

三猿よりも・・・

2012-04-22 10:26:33 | 朗読あれこれ
        



娯楽的朗読発信処【いちまるに】の小野紫が書いた
担当ラジオ番組のブログを載せますね。

4月20日ブログ「忙しさのなかにも・・・」


このブログの最後に書いた「三猿」について・・・

見ざる聞かざる言わざるの本来の意味は、
余計なことから身を遠ざけるということ。

ただ、臭いものに蓋をするとか
都合の悪いものは見て見ぬふりをする
ということでは決してありません。

そして、もっとも大事なのは
“そうゆうものだ”と
一方的に思わざることだと。


そのように読み取れるのが
天台宗に伝わる「七猿歌」の中の次の歌です。


何事も見ればこそ げにむつかしや
見ざるにまさることはあらじな

聞けばこそ 望みもおこれ腹もたて
聞かざるぞ げにまさるなりけれ

心には なにわのことを思うとも
人の悪しきは言わざるぞよき

見ず聞かず言わざる三つのさるよりも
思わざるこそまさるなりけれ




コトバノチカラ

2012-04-16 23:23:51 | 朗読あれこれ



4月9日付の日経新聞夕刊に
福音館書店相談役の松居直さんのインタビュー記事が載っていました。

氏のお母様は、子どものころよく読み聞かせしてくれたそうで、
寝るときに「コドモノクニ」という絵本をよく読んでくれたそうです。

その中でも北原白秋の「アメフリ」が印象に残っていて、

アメアメ フレフレ
カアサン ガ
ジャノメ デ オムカヒ ウレシイナ

につづく次の言葉遣い、

ピツチピツチ チヤツプチヤツプ
ランランラン

という響きに本当に驚いてしまった、と書かれていました。
そして、

「翌朝、目を覚ました私が布団の上で
 ピツチピツチ チヤツプチヤツプ ランランラン
 と言いながら踊っていたと姉から聞いた。
 言葉が私の体の中に入ってきて、踊りだしてしまったのだろう。」

というのです。


この記事を読んで、アタシは
「これだ!」
と強く思いました。

北原白秋のその詩に、まだ中山晋平の曲がつく前のこと。
お母様は、どんなリズムでどんな節で、
子どもたちに読んで聞かせたのでしょう!

想像するだけでワクワクしますし、
それを聞いた子どもの興奮が伝わってくるようです。


字に書かれていることばを声にしてみると
考えている以上に、その表現の仕方はいろいろあることに気づきます。

それを、聞いている人に
制約することなく、自由に
受け取ってもらいたいーーー。

朗読の面白さは
語るものにとっても
聞くものにとっても
その想像の可能性にあり!

やはりアタシはそう思うのです(^^)





IACインターネットショップがOPEN

2012-04-08 09:22:52 | お知らせもの



踊りや音楽などの舞台芸術を通して
国際交流をすすめ、平和を呼びかける
IAC=国際芸術家センター
世界の工芸品を販売するIACインターネットショップ
オープンしました。

南アフリカ、ボツワナ、ケニア、インドの工芸品が
まずは登場しています。

アタシのお気に入りは、写真のインド製山羊革のトートバッグ!

他の商品も、色づかいやデザインに興味津々です。

これから商品のラインナップが増えてくることを期待して・・・!



花見の茶席

2012-04-07 18:34:22 | はしやすめ
この週末、かなりの花冷えにもかかわらず
開花を心待ちにしていた人々で
桜の名所は人、人、人でいっぱい!

アタシは平日に、贅沢にも花見させていただきました。




茶箱点前のお稽古も兼ねての茶会。
野点によるお茶は、とても甘みがあってまろやかに感じます。
いや、鉄瓶でお湯をわかしたからでしょうか。
たいへん結構でございました。




当然、このようなものもいただきまして・・・。至福。


みなさまも、良い花見を!




ご来場御礼

2012-04-03 21:46:59 | お知らせもの
春の嵐、第一弾の土曜日、
何とか大きな混乱もなく、
お客様に集まっていただくことができました。

万障繰り合わせて足を運んでくださった皆様に
心より御礼申し上げます。


単に朗読を聴くだけでなく
景色を描いていただければ・・・
そして豊かな気持ちになっていただければ・・・

かなり欲張りですが、いつもそう祈りながら語るのです。

今回、小学生の男の子が
朗読に興味を持ってくれたらしいリアクションをくれたのが
うれしかったなぁ(^^)


3回目の娯楽的朗読発信処【いちまるに】ライヴ。

確かに進化しております。
が、まだまだいろんなことがやれるはずです。

今後にどうぞご期待ください。

またお会いしましょう!