明日、7月1日(日)夕方6時~7時
BS-iにおいてオンエアされる
『荻野アカデミア』は、
「湯川秀樹の残したもの」という副題がついています。
伊藤惣一が一部ナレーションを担当し、
また湯川秀樹の著書を朗読します。
是非ご覧下さい。
湯川秀樹といえば日本で初めてノーベル賞を受賞した
物理学者。1949年のことでした。
原子核を構成する陽子と中性子をむすびつけるものとして
中間子の存在をあげたものです。
(素人説明です、あしからず)
彼の非凡なるところは、その活動が受賞後ますます
活発化したことです。
そのひとつ、米ソによる水爆実験競争に懸念を表明し
(日本のマグロ漁船・第五福竜丸がビキニ環礁で被爆した
水爆実験のこともとりあげて)
戦争を続けていくその先にあるものを明言し
核兵器の廃絶を訴えた
『ラッセル・アインシュタイン宣言』が
1955年に11人の世界的科学者らによって謳われましたが
そのメンバーのひとりでもありました。
その宣言のなかでは
“私たちの争いを忘れることができぬからといって、
その代わりに、私たちは死を選ぶのであろうか?”
といい、核兵器のもたらす人類最悪の悲劇を警告しているのです。
湯川秀樹は生涯にわたって反核運動をつづけました。
アインシュタインとの出会いが大きかったことでしょう。
原子の威力を知っているものゆえの行動とも考えられます。
イランや北朝鮮の核開発、核保有国が相変わらず唱える核抑止論など
『ラッセル・アインシュタイン宣言』から50年以上経ったいまも
湯川の云う「人類の叡智を結集」はみられない中、
湯川秀樹の残したものを改めて確認したいです。
(敬称略)
BS-iにおいてオンエアされる
『荻野アカデミア』は、
「湯川秀樹の残したもの」という副題がついています。
伊藤惣一が一部ナレーションを担当し、
また湯川秀樹の著書を朗読します。
是非ご覧下さい。
湯川秀樹といえば日本で初めてノーベル賞を受賞した
物理学者。1949年のことでした。
原子核を構成する陽子と中性子をむすびつけるものとして
中間子の存在をあげたものです。
(素人説明です、あしからず)
彼の非凡なるところは、その活動が受賞後ますます
活発化したことです。
そのひとつ、米ソによる水爆実験競争に懸念を表明し
(日本のマグロ漁船・第五福竜丸がビキニ環礁で被爆した
水爆実験のこともとりあげて)
戦争を続けていくその先にあるものを明言し
核兵器の廃絶を訴えた
『ラッセル・アインシュタイン宣言』が
1955年に11人の世界的科学者らによって謳われましたが
そのメンバーのひとりでもありました。
その宣言のなかでは
“私たちの争いを忘れることができぬからといって、
その代わりに、私たちは死を選ぶのであろうか?”
といい、核兵器のもたらす人類最悪の悲劇を警告しているのです。
湯川秀樹は生涯にわたって反核運動をつづけました。
アインシュタインとの出会いが大きかったことでしょう。
原子の威力を知っているものゆえの行動とも考えられます。
イランや北朝鮮の核開発、核保有国が相変わらず唱える核抑止論など
『ラッセル・アインシュタイン宣言』から50年以上経ったいまも
湯川の云う「人類の叡智を結集」はみられない中、
湯川秀樹の残したものを改めて確認したいです。
(敬称略)