明治42年生まれ。
西暦でいうと1909年。
それは日露戦争が終わった数年後。
そして明治という時代が終わりつつあるころ。
そんな年に生まれた
詩人 まど・みちお氏が104歳という生涯を全うされ天に召されました。
娯楽的朗読発信処【いちまるに】の初ライヴで
太宰治と、まど・みちお氏が同じ1909年生まれ、
つまり同い年だってことを話題にしたのを覚えています。
驚きとともに、まどさんが生きていてくれているのが有難いやら素晴らしいやら…
そんな思いでした。
しかしなんと云う一世紀あまりでしょう!
想像もできません。
ただただひれ伏します(^^;
ちなみに、その初ライヴのときに
1909年生まれの著名人をメモした紙が残っていました。
大岡昇平
淀川長治
中島敦
太宰治
古関裕而
土門拳
上原謙
小森和子
松本清張
まど・みちお
(敬称略)
これ、スゴ過ぎやしませんか?
この年にこんなにも日本に天才が生まれていたなんて!
「ぞうさん」を作詞したまどさんに敬意を表して
象と梟がうつった写真を掲げます。
余談ですが、アタシの母方の祖母は
いま102歳で元気です。
大正元年生まれです。
支えがあれば自分で歩きます。
学校の先生だったせいか、いまでもきりりとしていて
記憶が右往左往するけれど
カチューシャなんかつけてかわいらしく
時折、昔の厳しかったころを思い出させる様子も漂い
そうすると何だかアタシも小学生のころに戻りそうな気持ちになる。
正月に会ってきましたが、もっともっと
まだまだ何回も何回も会いたいです。
誇らしい、自慢の祖母です。
手前味噌で申し訳ないですが。