老人党リアルグループ「護憲+」ブログ

現憲法の基本理念(国民主権、平和、人権)の視点で「世直し」を志す「護憲+」メンバーのメッセージ

オリンピックとテレビ

2021-08-02 10:23:34 | オリンピック
菅総理に近い政権幹部は、「オリンピックが始まれば、国民はテレビにかじりつき、熱狂的に応援する」と、オリンピックが始まる前に語っていたという。

確かにオリンピック開会式前からテレビはオリンピック関連の話題を盛り込み、ついに開会式から公共放送であるはずのNHKは、24時間全てのNHKで中継するという暴挙にでた。

コロナもニュースでさらりと触れた程度。熱海の土砂流のニュースはどうなったのだろう。未だに行方不明者が何人もおられ明らかな人災と思われるのに、何の情報も入って来ない。NHKは公共放送の役割を捨て、官邸の広報機関に成り下がってしまったのだろうか。

TVは民間放送のワイドショーも、オリンピック!オリンピック!時々深刻そうな顔をしてコロナ関連のニュースを伝えるだけである。

オリンピック開会式の視聴率は確かに上がっていた。だが、オリンピックだけの情報にうんざりしている人もいるはずである。

それに連日の猛暑と地獄の様な湿度。オリンピック開催中についに失神する選手も現れ、テニス会場では温度50℃迄達し、ロシアのアスリートが試合時間の変更を申し込んだという。「もし、自分が死んだら責任を取れるのか」というメッセージとともに。

「安心安全」「感染者の増加はオリンピックとは関係あり得ない。皆、自宅でテレビを見て人流は減っている」。余りにも現実と解離した総理の認識。

ぼったくり男爵と組織委員会の面々は、涼しいVIP室で優雅にオリンピック楽しんでいるのだろうか。

破棄された弁当4000人分。13000台のエアコン、トイレ5000基、給湯器4000台、オリパラ後に全て処分される。

ぼったくり男爵と組織委員会の面々は、オリンパス終わったらさようなら、組織委員会も解散、誰も責任を取らない。

後は大量に発生したウイルスと、それに怯える国民。東京始め首都圏は焼け野原になるだろう。本当にオリンピックをやっている場合ではない。

秋の国政選挙で自公政権に大量議席を与えたら、もうコロナ前の生活には戻れない気がする。彼等はマスコミを使い、面白くもないサーカスに国民は夢中になる、と自信をつけてしまうだろう。

今からでも遅くない。テレビは「五輪情報局」を止めて正気にもどれ。コロナは都内隣接する県に蔓延し、自宅療養者という名の放置者は一万人を越えている。都知事は「ご自宅を病床に」ととんでもない事を言いだした。

ちなみにこんな情勢でもBS-TBSの「報道1930」はオリンピックにかたよらない番組を作っている。皆で応援しましょう。

※ 7月31日現在、都内新規感染者は4058人に達しました。

「護憲+コラム」より
パンドラ

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