老人党リアルグループ「護憲+」ブログ

現憲法の基本理念(国民主権、平和、人権)の視点で「世直し」を志す「護憲+」メンバーのメッセージ

「パンケーキを毒見する」

2021-09-04 12:41:36 | イベント情報
映画「パンケーキを毒見する」を観て来ました。以前珠さんが感想を書いていらしたあの映画です。

映画で、菅義偉という人間についてインタビューを受けている江田憲司氏の言葉が印象に残りました。江田氏が政治家になったきっかけは、菅氏から勧められたからだそうです。「金も人も全て面倒見るから立候補しないか」と。「未だ一年生議員だった菅さんの何処にそんな力があるのかと驚いたが、あっという間に人と金を集めてしまった」と語っていました。

更に、「菅さんとパンケーキを食べたメディア関係者は菅さんを批判しなくなるし、してもかなりやんわりとした表現になり決して激しい追及はしなくなる」そうです。

インタビューされた村上誠一郎氏は、「上に立つ人の見識というのが非常に欠如なさっているのかなとという気がします」とおっしゃっていました。

石破茂氏、前川喜平氏、上西充子教授等が、それぞれの立場から菅総理の人間像や菅政権について語っておられました。

映画の中で、寒さに震える羊達が一匹、又一匹と倒れていく姿がアニメで描かれています。沈黙する羊達を放置して部屋の中で宴会に明け暮れる者達が、わずかに餌をばら蒔き「優秀な羊だけが残ればよい」と呟きます。それは数年前の大災害の時宴会を開き「自民亭」を楽しんでいた議員達の姿と重なります。

ナレーションの「羊の国家は狼の政府を生む」というエドワード・マローというアメリカ人ジャーナリストの言葉が深く印象に残りました。

菅内閣は国民の80%が反対していたオリパラを政権浮上のために強行し、私達の命と生活を糧に勝負に出たのです。結果ワクチンは行き渡らず、ウイルスは日本中に撒き散らされ、医療に繋がれない自宅放置者を12万人も作り出し、何十人もの死者さえ出してしまいました。国民は菅氏の勝負に付き合わされ毒入りパンケーキを食べさせられそうになりました。

どうせ勝負に出るなら、自宅で苦しんでいる感染者を救うために各自治体に大規模療養施設を作らせる。生活困窮者には直ぐに現金給付する。それが総理の仕事でなないでしょうか。

※※※  
9月3日、菅総理は次の総裁選には立候補しないと表明しました。勝負師は勝ち目のない勝負からは逃げ出したのですね。やはり、この方の望みは「総理大臣になる事」「その地位を保つ事」ただそれだけだったのですね。

既に自民党の電波ジャックは始まっています。何処の派閥の長と誰々が会ったとか、岸田文雄氏はダンディーな紳士とか。

こんなTV情報に惑わされ、看板を変えただけで自民党が衆議院選挙で圧勝したら、私達国民は苦くて毒を含んだパンケーキを、何年目にもわたり味見させられる事になるでしょう。

「護憲+BBS」「明日へのビタミン!ちょっといい映画・本・音楽・美術」より
パンドラ

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